【ECハウツー7日間】メルマガ講座はこちらから

「ささげ」業務の重要性とは。ECサイトを運営するなら知っておくべきことまとめ

多くの人が利用するECサイト。あなたが最近ものがほしいと思って買おうとしたとき、どんな行動をしましたか?

例えば靴が欲しいと思ったら、以前は専門のお店やデパートへ行き好みの商品がないかを探してまわっていましたよね。

自分の目で見て、触ってサイズ感、質感を確かめ、金額に見合っているかを検討して購入するという人が多かったのではないでしょうか。

しかし、最近では昔の言葉でウィンドショッピングをするという行為が、友人のSNS、有名なインスタグラㇺをみるということに変わったようです。

商品探しはまず、インターネットで検索しています。スマホの普及で、より簡単にいつでもどこでも便利に探せるようになったと思います。

ECサイトでものを売る時、ただ商品名だけを並べても多くの人に購入してもらえません。商品の画像と商品の詳しい説明が、実際に商品を見ることなく購入してもらうというECサイトには欠かかせないものです。

この重要で欠かせない作業である、撮影、採寸、原稿の頭文字をとったのが「ささげ」です。

ささげ業務とは

ささげとは

皆さんは、「ささげ」いう言葉をご存じでしょうか。

「ささげ」は、ECサイトを運営するにあたり重要な言葉です。ECショップ運営者は知らないでは済まされない言葉。

それが【ささげ】です。「ささげ」は、ECサイト運営に欠かせない業務を総称した言葉です。

ささげの意味

  • さ…撮影
  • さ…採寸
  • げ…原稿

ささげ業務について、
では、「さ⇒撮影、さ⇒採寸、げ⇒原稿」それぞれ詳しくご説明していきます。

「ささげ」ってはじめて聞きました!!いんげんによく似た「ささげ」なら知っているのですが…。

いえいえ!食物の「ささげ」ではありません(笑)ECサイトを運用する上で、知っていなくてはならない重要な言葉なのです!

ささげ業務が生まれたきっかけ

「ささげ」という言葉が使われ始めたのは、ECサイトでのお買い物が流行り始めた2000年初頭くらいからと言われています。

そもそも、ECサイトを多くの人が活用する理由は

  • お店などに実際に行き、探すよりも、多くの商品に出会うことが可能だから
  • 仕事の休憩時間や、ちょっとした空き時間に営業時間を気にせず買い物ができるから
  • 自宅にいながら購入できる
  • 安く買えるから

など、数多くの利点があります。
忙しい現代人に最適な買い物方法といえるでしょう。

では、ECサイトを運営する側から見るとどうでしょうか。

  • 実店舗での販売と比べると運営費用が少なくて済む
  • 販売エリアを限定せずに顧客を獲得することができる
  • 年中無休で営業できる

などが考えられます。

メリットばかりのようですが、実は問題点も。

ECサイトでものを購入する最大の問題は、『実物を見ずに購入している』ということです。

たしかに、買うまでにすごく悩むことがありますね。だって、実物を見ていないわけだし、想像と違ったということもあるかもしれませんから…。

ECサイトの運営でネックになっている部分ですね!

そうですね。せっかくサイトに来てもらって、商品を探してもらったのに買わずにサイトから離れている人が少なくないのです…

では、なぜ購入まで至らなかったのでしょうか…。

ここが非常に重要です!

購入に至らなかった理由はなんでしょうか?

  1. 価格がそもそも他店より高く、ここで購入する必要がない
  2. 商品を手に取った時のようなイメージを与えることができなかった

お客様にお店で見てもらえるような写真、サイズ感、欲しいと思っていただける情報がなかったのではないでしょうか?

特に写真、サイズ感は重要です。

ECサイトでものを売る時、ただ商品名だけを並べても多くの人に購入してもらえません。

商品の画像と商品の詳しい説明が、実際に商品を見ることなく購入してもらうというECサイトには欠かかせないものです。

この重要で欠かせない作業である、撮影、採寸、原稿の頭文字をとったのが「ささげ」なのです!

ささげの「さ」は【撮影】

撮影ということは、商品の写真を撮ということですよね?だれでも簡単にできそうだけど…

いいえ!実はとっても難しいのです。商品を撮影した写真、つまり商品画像は、その商品の売れ行きを左右するほど重要な作業なのです!

実際に購入する(購入したい)ものに、直接触れることができないECサイトで、最も重要な部分が商品画像といえます。

商品購入までには、その他の要因(商品説明など)も必須の項目ではありますが、割合として商品画像は最も大きな部分を占めているのです。

しかし、ただ商品を撮影しただけの画像を数枚アップしていても、その商品の良さを消費者に十分に伝えることはできません。

消費者がその商品の良さを理解するためには、商品が魅力的かつ、まるで手に取っているかのような商品画像が決め手となるのです。

例えば、カバンひとつをとっても、どれだけ入るのか?「容量〇L」と、書かれていてもわかりませんよね。

ここでは、ペットボトル、ノートなどサイズ感がイメージしやすいものを入れてサイズ感を伝える必要があります。

また、モデルを利用した着用画像の撮影も有効な手段ですね。

たしかにそうですね。例えば気になるスニーカーがあったとしても、ソールの雰囲気や質感がわかりにくいとなかなか購入しにくいですね。もっとアップの画像が見たい、と思ったこともありました!

はい!その商品をはじめて見る消費者の気持ちになって、商品の撮影をすることが大切なのです。

まったく同じ商品であっても、画像を変更するだけで購入率が高まったという商品が実際にたくさんあります。

そういった点でも商品画像の撮影は、「ささげ」のなかでも重要な作業なのです。


ささげの「さ」は【採寸】

採寸は、商品のサイズということですよね?服ならMとかLとか…。服についているタグを見れば簡単に記載できますね!

単にS、M、Lと記載するだけだとECサイトではちょっと足りないこともあるのです!

たしかに、洋服によっては同じMでもサイズ感が違うものもありますね。靴の場合は、足の甲が高めな私は採寸が細かくあるとありがたいです!

「ささげ」のふたつめの「さ」である採寸。

例えば、洋服を実際に店舗へ出向き購入する場合、多くの人は試着をしますよね。

しかし、ECサイトで試着することは当然できません。

例えば、服にサイズMなどの記載があるのに採寸する必要があるのでしょうか?

気に入った形状、色の洋服であっても、自分の体に合うかどうかはわかりません。それを知るためには、サイズを確認するしかないのです。

このサイズを正確に記載することが「ささげ」業務の採寸作業です。

採寸は、消費者がその商品のことを知るための大切な情報ですので、正確にわかりやすく記載することが大切です。

通常ECサイトでの採寸は、商品を置きメジャーを利用して行われます。

採寸箇所は、ものによって異なりますがパンツであれば、ウエスト、ヒップ、総丈、股下、裾まわり、などが必要です。

トップスであれば、着丈、肩幅、バスト、袖丈、袖口、袖幅などが正確に記載してあるのが、消費者にとって望ましいとされています。

さらに、多くのサイトでは「ヌード寸法」も表記しています。

ヌード寸とは、下着の状態で測った目安となる体型のことです。ヌード寸法よりも大きくなるのが商品のサイズなのです。

ご自分のヌード寸法を測っておくと、ECサイトでの買い物に役に立ちますよ。

ネットショッピングでは、試着してからの購入ができないため細かな部分の採寸が必要です!

ささげの「げ」は【原稿】

原稿…。記事か何かですか?

いえいえ。商品名と画像、金額などと一緒に記載されている、その商品の詳細部分のテキストのことです。

あなたがお店で洋服を選んでいて、気になる洋服を手にしているとき、横にスッと店員さんがきてこのように言いました。

「そのお洋服は一番人気なんですよ!」
「その素材は特殊繊維で防水なんですよ!」
「オーガニック素材で肌にやさしいんですよ!」
「○○(超有名ブランド)とのコラボレーションなんですよ!」など。

店員さんの一言で購入を決めた経験はありませんか?

店員さんの説明を聞いて、その商品がより素敵に見える経験をしたことがあるのではないでしょうか?

商品を買おうかどうかを悩んでいるとき、自分では決定できない事がありますよね。

そのようなときに店員さんの一言が購入のきっかけとなることは少なくないでしょう。

その、店員さんのひとこと、となる部分がささげでいう「原稿」にあるのです!

また、画像を見てもわからない細かな仕様や、素材の持ち味などを文章にして説明し、商品のすばらしさを消費者に伝える大切な作業が原稿作成なのです。

どの部分が優れた商品なのか、どこがポイントなのか、商品を手にしていない消費者に適切で有益な情報を提供して、購入してもらうための大切な作業です。

ささげの重要性

「ささげ」が必要な理由

「ささげ」の意味、それぞれの業務についてはお分かりいただけたかと思います。

もうご理解いただけたかと思いますが、「ささげ」の業務がないと、消費者に商品の良さを伝えることができません。

「ささげ」のひとつひとつが重要な役割を持っているので、どれかが欠けても消費者には商品の適切な情報が伝わらずに、不親切なサイトとなってしまいます。

また、撮影、採寸、原稿の「ささげ」業務を連携することで、効率的に業務を進めていくことが可能なのです。

商品を売るためにはひとつひとつの地道な作業が必要だということですね!

そうです!不親切なサイトには消費者も訪れなくなってしまうのです。

「ささげ」の業務の流れ

「ささげ」を行うためには、商品を入手し商品撮影のためのカメラマンの手配をして、スタジオに出向いて撮影を行います。

撮影の後は、画像の加工、白抜きを行います。

採寸では、商品の採寸を必要項目ごとに行い、商品のスペックなどの詳細情報を原稿にしていきます。

その後、商品をメーカーから取り寄せていた場合にはその商品を返却するという流れが一般的です。

ECサイトは、商品の動きが激しく、定期的な入れ替わりが発生しますので、これら「ささげ」の作業は重要で負担も大きくなります。

商品ひとつひとつにそれぞれ「ささげ」をするとなると、時間もかなりかかりますね…。

ECサイトにおいて「ささげ」はとっても重要。手を抜くことはサイトの質を落とし、購入してもらう機会を逃すことにつながってしまうのです。

ささげを外注するメリット

ささげ業務は外注すべき!

外注って費用がかかるし…自分でできることはした方が良いのではないでしょうか?

外注は確かに費用がかかりますが、「ささげ」業務は外注すると効果が高いことが多いのです!

ささげ業務自体は、基本的にだれが行ってもあまり変わりません。

つまり、自社の社員やそのためのアルバイトを雇って行う必要があるのか、ということです。

雇ったばかりの新人を教育するためには、費用や時間がかかりますよね。

人の入れ替わりのたびに同様の時間がかかってしまいます。その部分を外注して業務の効率化を図ろうということです。

また、社内で行うよりも人が多く作業に慣れたところに依頼する方が、時間短縮につながると思います。

撮影では細かな部分の撮影が多いものにはカット数が多くなり、撮影後の加工処理なども大変な作業となります。

撮影のためのカメラマンの手配や撮影場所の確保。さらに、クオリティを考えるとプロの業者に外注する方が、効率的で良いものができる場合が多いのです。

採寸では、迅速な作業が業務効率化には不可欠です。利用して頂く場面をイメージして採寸ができるのかが重要です。

原稿作成では、効果的な文章や適格な表現、文章作成のノウハウが売れるECサイトには必要です。

ECサイトで重要な、サイトデザイン、商品検索がしやすい、画像が見やすい表示であること、適切な情報が記載されているかが大切です。

ここで商品の画像が見にくい場合を考えてみましょう。

せっかく気になる商品を見つけても、画像自体が悪いと商品の良さを伝えることができません。

費用の節約のために外注を利用せず、自分で商品撮影を行う人がいるかと思います。素人の撮影というのは、どうしても素人感が出てしまうのです。

プロのカメラマンに依頼をすると、商品をより良く見せるために照明や器具を利用し撮影を行います。

プロの撮影環境・技術・ノウハウがあるからこそ、自分たちで撮影を行うよりもずっと魅力的な商品画像となるのです。

ではカメラマンのみ、業者へ依頼しても良いのでしょうか?

そういった考えもありますね。でも一括で依頼することにはメリットが多くあるのですよ!

自社内でやる場合には、カメラマンに依頼し、スケジュールの調整、専用のスタジオに出向くこと(またはカメラマンに来社してもらうなど)が必要となります。

その後の画像処理もプロと素人では出来栄えに大きな違いがでてきます。

どこに力を注ぐべきか!

商品を多く取り扱うアパレルなどのECサイトでは、多くの時間を「ささげ」業務に取られがちです。

本来売り上げを上げるための仕事は、ECサイト自体のマーケティング活動や商品企画、価格戦略について力を注ぐことです。

この際改めて、売り上げを伸ばすために必要なのはどの部分なのかをよく考えてみてください。

「ささげ」に時間を費やして、大切な部分がおざなりになるのは避けなければなりません。

すべての作業を自社で行うべきかをよく検討しましょう。

業務に応じて、クオリティが高く、効率よく作業ができる外注を利用することで、結果的にコストの削減・売り上げアップへの近道になるのではないでしょうか。

外注業者の探し方

社内もしくは自分たちでもできるけれど、やはり時間がとられてしまいますね。

アルバイトを雇えばできるけれど、季節によって商品の入荷が違うので逆に費用がもったいないケースも多いのです。

外注にした方が良いのはわかりましたが、どうやって外注先を探したら良いのでしょうか?

外注業者を探す方法としては、インターネットを利用するのが一般的です。

「ECささげ 外注先」や、「ECささげ 業者」などと検索すると、「ささげ」業務を行っている会社を探すことができます。

また比較サイトなどをみると、外注業者ごとの特徴がわかりやすくて便利です。

「ささげ」によって売り上げが変わりますし、消費者に直接訴えることができますので、外注探しはとても重要です。

費用も業者選びには大切な指標ですが、表記の間違いなどで、消費者からの信用を落とすことがないように、しっかりとした業者を選ぶようにしましょう。

「ささげ」業者を選ぶ際には、複数の業者の実績を比較し検討するのが良いでしょう。

今後、ますますECサイトが充実されていくことが予想されますので、「ささげ」業務を行う業者も増えてくるはず。

ほかの業者と比べ、どこに強みがあるのかなどを確認するべきかと思います。

ささげ代行の料金

いろいろある!料金体系

「ささげ」の料金については、各業者により異なり、どこまでの範囲を行うかによっても違いがあります。

また、商品の数や在庫管理、配送までを行うのかなどで異なっています。

多くの「ささげ」業務を行う業者は、メールでの問い合わせ窓口を設けており、その問い合わせ内容に合わせて見積もりを作成します。

ささげ業務の業者比較

見積り依頼を出す際には、自分のサイトの悩みや、苦戦しているところ、目標数値などを提示して、改善してくれそうな提案をする業者を選ぶのが良いでしょう。

必ず、何社かに見積を依頼してその提案内容や費用を比べるのがおすすめです。

過去の実績なども確認し、外注業者の得意とする分野を確認しておくことも重要かと思います。

ECサイトにとって「ささげ」はとても重要です。「ささげ」により、売り上げに大きな違いが出てきます。

業務を行う上でのパートナーといえるのが「ささげ」を行う企業なのです。

「ささげ」業務を行う企業は、今後ますます増えていくと思われます。

その中から理想の相手を選ぶことは、今後の会社の売り上げにとって、非常に大切なことなのです。

ライフエスコートの「ささげ代行」

ECコンサルタントとしてのノウハウを活用したささげ業務代行

ライフエスコートで行う「ささげ」は、撮影から原稿作成までを一人のディレクターが管理対応しています。

その商品ひとつひとつがより魅力的に見えるように、熟練のプロカメラマンが撮影をします。

また、撮影後の画像加工においても、優れた技術をもったスタッフ達により処理が行われ商品画像を完成させます。

蓄積された独自のノウハウ

ライフエスコートは、ECコンサルタントとして、さまざまなお客さまのECサイト運営に携わっております。

これらにより、売れるECサイトとは、売るためのサイトにするためにはどのようにしたら良いのか、など独自のノウハウが多くございます。

これらのノウハウを活用して「ささげ」業務を行っているため、ほかでは真似のできない独自の視点で業務を行うことが可能なのです。

専用スタジオと専属カメラマン

ライフエスコートの「ささげ」業務の撮影は、専用のスタジオと専属カメラマンにより行われます。

機材や設備の行き届いた撮影スタジオは、簡易的なスタジオと異なり、商品を良く見せるためにさまざまな工夫がしてあります。

また、専属カメラマンがいるため、カメラマンとのスケジュール調整などが不要で迅速な対応が可能です。

実績が豊富

インターネットで「ささげ」業務を行う会社を探す際、最初のうちは、正直どこに頼んだら良いのかわからないかもしれません。

その時、頼りになるのが実績なのです。

ライフエスコートは、今まで多くのECサイトで業務を行ってきたという実績がございます。これらのサイト運営者さまからは、お褒めの言葉を多くいただいております。

ライフエスコートが行う「ささげ」業務では、それらのノウハウを活用し、売り上げが伸び悩んでいるECサイトを売れるECサイトへ、これから立ち上げるECサイトでは、迅速かつ効率的により良いECサイトになるためのお手伝いをさせていただきます。

また、実際にやり取りを行い、どのような会社なのかを理解してもらうことがとても重要だと感じています。

残念ながら「ささげ」業務の重要性に気づいていないばかりに、売り上げにつながっていないECサイトが多く存在しているのが事実です。

今後、さらにECサイトを利用する人が増えるといわれています。

取り扱いされる商品も多様化し、ECサイトを運営する企業も増え続けるでしょう。

「ささげ」の重要性はますます高まり、競合他社とは違ったアプローチ方などが必要不可欠となっていくことは明らかなのです!

ライフエスコートの「ささげ」業務は、長期にわたる業務です。

良い関係を続けるためにも、お互いを良く知り、信頼し合える関係になれればと思っております。

現場で役立つプレゼント付き!最新ECノウハウで実践力が身につく! ECハウツー7日間 無料メルマガ講座に登録する

コメントを残す

ABOUT US
多賀井隆之
2005年にEC支援フルサービスの提供をスタートのを皮切りに、2010年には完全自社で撮影できるスタジオ等を設立。実績は、一部上場企業ECサイト運用、輸入タイヤ通販会社経営、現在では別会社で小型家電をOEMで作りD2Cサイトを運営し、常にノウハウを検証しながら顧客へ売上改善、在庫最適化、作業効率化などを提供中

独立行政法人 中小企業基盤整備機構が提供する「EC・IT活用支援パートナー制度」に登録