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隠れたセールスポイントを逃さない!商品の特長を引き出す検品作業

皆さんは日々履いている靴にどんなこだわりをお持ちでしょうか?

ブランドやデザインが好きだったり、履く環境に合わせて選んだり、靴に対するこだわりや楽しみ方は人それぞれです。ネットで買い物をすることが当たり前になった現代では、ECサイトで靴を購入される方も多いと思います。購入しようか迷ったとき、細かい商品画像があれば選びやすいと思います。ECサイトでは商品写真が見た目の全てです。実際に商品を手に取ることができないため、限られた写真の中で靴のデザインや機能性を伝えることは大事なことだと考えています。

 弊社では360度からの撮影に加え、靴の特長をクローズアップした写真「詳細画像」を撮影しています。メーカーから提供された靴の「セールスポイント」に注目し、細かい詳細画像を提供することで、靴の魅力や機能性をより詳しく伝えるよう努めています。早速その一例をご紹介します。

 「参考写真1」

商品の見た目を全角度(ななめ・前後・左右・上下)から見せるために必要な写真数は8枚です。ご覧の通り、8枚では他社ECサイトでもあるような基本的な角度からの写真になります。次に以下「参考写真2」をご覧ください。

「参考写真2」

実はこの靴は、スターウォーズコラボレーションの商品でした。「参考写真1」のように8枚の写真でも商品の概ねのデザインは分かりますが、商品の特長部分をクローズアップした「詳細画像」を加えることで、商品の魅力がより良くお客様に伝わらないでしょうか。

キャラクターや作品とのコラボ商品は靴・箱・付属品などのデザインに力が入っており、詳細画像の枚数も平均的に多い枚数になる傾向があります。メーカーが力を入れて製造した靴の魅力を、商品画像から少しでも多く伝えられるように、確認作業および撮影に取り組んでいます。

靴の形状・種類によって、特長は多種多様です。

実際に詳細画像として特長を撮影したものを一部ご紹介します。

ベビー靴では、保育園や幼稚園で靴を取り違えないために「ネームタグ」、子供が右と左を判断することが難しいため「非対称インソール」、足裏のスムーズな体重移動をサポートするために「歩行補助インソール」などがあります。

キッズ靴では、運動する機会が多いためアウトソールやインソールに特長があります。

地面を力強く踏めることで走りやすい「非対称インソール」、靴紐を結べないため「面ファスナー」と伸縮性がある「ゴム素材の紐」、夜道での安全を守るため「反射材」があります。

ビジネス靴は長時間履き、長距離歩くため、足の疲労軽減にこだわって作られています。

レディースでは、靴の構造上パカパカしたり靴擦れが起きやすいために「滑り止め」・「靴擦れ防止」、ヒールの靴が多いため「クッション性インソール」などがあります。

ムレ防止のためにメッシュ素材のインソールや靴幅が広めデザインなどもあります。

メンズでは、レディースと同様にインソールやアウトソールが特長です。靴の履き口部分が固い構造のため靴擦れしやすく、ローファーなど靴紐以外のビジネスシューズには「履き口にゴム」がついていたり、ベロ部分を固定するために「面ファスナー」があります。

足の健康や歩行を第一に考えられている健康靴では、誰でも履きやすいために履き口に「大きめ面ファスナー」がつけられていたり、ウォーキングしやすいために「補助インソール」があります。

上記の通り、靴は履く人の身体活動に適した作りになっており、靴の種類によって様々な特長が存在します。

靴を細かく触りながら検品する中で、セールスポイントにはない仕様を見つけることがあります。見た目取り外しが難しそうなバックルやファーが取れたり、踵部分の生地だけ柔らかい素材だったり、その靴の特長ではないかと気づいた時には、まず過去撮影データを洗い出します。

同じブランドであれば形が同じものが翌年に入荷することがあるため、前はどのように撮影していたか連絡前に確認し、靴の写真・過去撮影データ・商品情報を集めたら2WAY仕様なのか仕様確認の連絡を行います。

しかし、メールや電話でのやりとりの中で認識のズレが生じることがあります。確実に靴の仕様確認を行うために、靴の画像に矢印や赤枠の加工を入れて確認部分を強調したり、靴の構造の名称を細かく記入することに注意しています。セールスポイントの記載がないものに対して、メーカーとの細かいやりとりを行うことで靴の魅力を反映した詳細画像を撮影することができます。  

多くの靴を検品した経験から、靴の種類ごとの特長やブランドの特色を理解し、過去撮影した靴の形状を記憶することによって隠れた機能性に気づくことができます。新色として過去撮影した靴と同じ形の靴が入荷した時も同然に、過去の撮影データの洗い出しを行い、角度や寄り方を確認し詳細画像に差異が出ないように努めております。

弊社では長年蓄積したデータを元に日々検品を行い、年間で約6000足の検品や撮影を行っています。6000足のうち確認が必要なのは約3000足(約50%)程度です。確認作業には多くの時間が必要ですが、お客様が選びやすい画像を提供するために、メーカーや撮影スタジオ、サイト制作など、さまざまなチームが協力しています。お客様に靴の魅力を伝えるために、メーカーが伝えたい商品の特長を汲み取り、商品写真(ECサイト)に反映することが検品作業の重要な役割だと考えています。ライフエスコートでは、専用スタジオでモデル撮影、物撮影を行っており、通販における商材の取り扱い、撮影に精通したスタッフが在籍しております。

商品登録やサイト管理などECに関わるサポート業務を幅広くご提供させて頂きますので、ご興味を持たれました際はお気軽に弊社までご相談ください。

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