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お客様の気持ちを決める商品写真の見せ方から撮影の裏側紹介

例えば、あなたがインターネットで欲しい商品を探していて、

中身も価格も同じ商品が2つのインターネットショップで売られていたとします。

ところが、商品写真だけは明らかに差があると感じた場合、

どちらのショップで買い物をしますか?

ショップA:撮りっぱなしの画像    ショップB:適切な処理をした画像

あるインターネットショップのアンケートによると、

購買決定の決め手となったのは?」という質問に対して、

八割以上の消費者が「商品写真」と答えた、という結果が出ています。

これは、「購買に至らなかった決め手」も大半の場合、

商品写真」にある、という意味も持っています。

ショップで一般的に掲載している商品写真がキレイだったりステキだったり美味しそうであれば、

そこで買いたくなるのが、人間の心理でしょう。

あなたもご存知のように、ネットショップでは実際に商品を手に取って見ることができない分、

「商品を買うにあたってお客様が知りたいこと」を出来るだけ丁寧に説明する、

プライベートブランドの認知度アップの必要があります。

今回は「商品写真」の見せ方の重要性や、その画像が出来る過程などをお伝えしていきます。

1)基本を見せる!

多くのネットショップにはこのような商品画像があります。

この画像では、それなりにこの財布はベルトが付いていて、長方形で、色がベージュで・・・

といった形や色・ディティールなどを伝えられているように感じられます。

では、ちょっと視点を変えてみましょう。

この財布の大きさはこれで判断できますか?

なんとなく写真で長方形だということはわかっても実際の大きさがよくわからないですよね?

つまり、これで充分に思える画像でも商品の大きさや実際の使用時の雰囲気を

伝え切れているとは言えないということなのです。

(もちろん、商品説明文にはサイズが書いてあるとは思いますが…)

そこでさらに購入意欲を高めてもらうために、

実際に商品を使用しているときのイメージが必要になってきます。

2)イメージを見せる!!

身の回りのものや身体と比較させることで商品を使用する環境に置き換えて

想像できるようになり、その結果、商品に対する購買意欲が高まる可能性があります。

そもそも『イメージ【image】』とはなんでしょう。大辞林によると

1)心の中に思い浮かべる像。全体的な印象。心象。

2)姿。形象。映像。

1)は心の中の像であって、人の目で見ることのできないものです。

これに対して、2)は写真にも共通するもので、人の目で見ることができるものです。

目に見える商品の姿や形象、あるいはその写真を指すのは当然ですが、

イメージとして本当に大切なのは1)の心の中に抱く像そのもののはずです。

なぜならば、お客様の印象に残れば残るほど、心象が良ければ良いほど、

様々なショップが乱立する中で、その【商品】が選ばれやすくなるからです。

商品画像は形や大きさ、色などを正確に伝えるのはもちろんのこと、

実際に商品を着用しているイメージがあるとないのとでお客様の商品への興味も変わるでしょう。

3)印象を深めてもらう!!!

左の黒のパンプスが1足並んだ写真よりも、

右の写真のようにカラーバリエーションが並んだ方が印象が深まりませんか?

もちろん、ディティールを伝えるには先の8枚の写真も必要ですが、

他のショップサイトと差をつけるならば左と右の写真を組み合わせて載せたりすることが必要になってきます。

また商品の置き方や背景に印象づけるポイントがあります。

この写真の場合、ベージュと青を引き立たせる為に明るい赤を間に置くことで、

商品が引き立って見える効果や見えやすくする効果を狙っています。

また、下記の写真のように靴によってはデザインを前面にアピール出来るように真上から撮影したり、

デザインにあった動きを付け商品を見せることにより、楽しいイメージやポップなイメージをお客様に持ってもらうことも出来ます。

そしてこういったイメージカットを撮影するには、

商品の歪みを直す。
壁紙を貼り付ける。
板を設置するなどの仕込みをする。
商品の並べ方・見せ方を決める。

などが必要になってきます。

ちなみにこれらの写真には商品を見せる為に多くの資材が使われています。

簡単に言うと、このイメージを作るのにスタジオに小さな部屋を作っています。

商品に合った可愛らしいイメージや柔らかいイメージを表すのに

それに合ったタイルや壁紙などを調達し、それぞれを組み合わせています。

これらは撮影用部材やホームセンターで売っている部材ですが、

イメージに合う材料の調達に時間や経費が結構掛かったりします。

しかし、こういった工夫ひとつでお客様の印象にどれだけ残っていけるか

ということに繋がるのです。

同じ商品でも、写真でどのように見せるか?で誰がどのように使うものか、

といった商品世界が変わって見えてきます。

この変わり方をうまく使うことで、新しい顧客層の開拓にもつながります。

そこには手間や時間、経費がかかるでしょうが、そこにチャレンジしていく事が

他のサイトとの差をつける事に繋がっていくのではないでしょうか?

ネットショップに関わる私達は日々努力・創意工夫を怠らずに行っていかなければならないと思います。

今回は商品写真の見せ方から撮影の裏側をご紹介致しましたが、

私たちがどのようにして【商品写真】を作っているかを少しでも知って頂けたなら幸いです。

弊社では、インターネット通販に適した画像の撮影代行も受け付けております。

画像作成にお困りの方や、商品撮影にお困りの方は弊社にお任せ下さい。