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今日から試せるリモートワークやオンライン会議での「イメージが伝わる」工夫とは?

新型コロナウイルスの影響で、仕事においてはリモートワークやオンライン会議など、今までとは違う働き方が求められる時代となりました。リモートワークやオンライン会議で難しいといわれるのが、なんといってもコミュニケーション!実際に顔をつき合わせていないから、相手がどんな表情で、どんな気持ちでいるのか、意図や考えが伝わりにくいという話はよく聞きます。

例えば、ランディングページや商品ページを作成する時に「こういったものを作りたい」というイメージはあっても、なかなかそれを伝えるのは難しいものですよね。リモートワークやオンライン会議では、特にそれが顕著に感じられるかと思います。

そこで今回は、リモートワークやオンライン会議だけでなく、普段の仕事や社内のやり取りが円滑になる「イメージの共有」についてご紹介します。

イメージ共有の重要性

イメージ共有の重要性

ページ作りのご依頼でよくあるのが「カッコよく」「かわいく」「いい感じに」などの言葉です。この言葉だけで伝えるのが一番簡単で早いため、こちらの意図を読み取ってね!そう言いたくなるのは理解できます。

たとえば、「桜」と聞いたら何を思い浮かべますか?ほとんどの方がソメイヨシノの木を思い浮かべると思います。しかし、桜には他にも「河津桜」「しだれ桜」などいろんな種類があったり、つぼみの状態なのか満開なのか、はたまた散っているのか、相手が必ずしも同じ「桜」を想像しているかはわかりません。

このように、1つの言葉ですべての人が同じイメージを持つのは難しいことです。さらに、経験や年齢、性別、好みなどによってイメージするものが異なるため、同じ言葉でも伝える側と受け取る側でイメージするものに差が出てしまうのです。その差を埋めるためには、『イメージの共有』です。

「イメージの共有」と言われると、手間がかかりそう、面倒だなと感じられることもあるかもしれませんが、まずは簡単なところから始めてみましょう。

イメージづくりのポイント

イメージづくりのポイント

次にお客様とのイメージづくりを深めるために「何を」「どのように」使い進めていけば良いかについて説明していきます。

画像検索を利用する

ページやバナーのデザインは、最終的に視覚で伝わるビジュアルで表現されます。言葉で表現するのも一つの方法ですが、「画像を使ってイメージを共有する」という方法があります。

画像を探すときは、GoogleやYahooなどの検索エンジンの画像検索がとても便利です。自分の探したいキーワードを打ち込んでみると、たくさんの画像を見ることが出来ます。

「細め ストライプ」「カジュアル リボン」などざっくりとしたものでも大丈夫です。先ほど例に出した桜の画像もたくさん出てくると思います。その中から自分のイメージにあった画像を見つけて、相手に渡すことで、自分が想像したものがどういうものなのかを共有することが出来ます。

ただ、画像検索で気を付けなければならないポイントとして、理由なく画像を選ぶのでは提案や共有のときに相手に意図が伝わらないので、イメージだけで選ぶのではなく、なぜこの画像がよいのか、どこが参考になったのかを考えることが大切です。

どうしても見つからない時は、イメージに近いものを切り貼りしてみたり、自分で絵を描いてみたりしてもいいと思います。また、探した画像については、フリー素材や購入したものは別ですが、基本は著作権があるので完成物として出すことはできません。あくまでイメージ共有の材料として使用してください。

デザインの参考サイト集を活用する

バナーや商品画像を作るときなどは、画像検索がとても便利ですが、ページ全体の印象や色使いを決めたいときにはランディングページの参考サイト集などを探すのがおすすめです。サイトの色やジャンルで振り分けられているページもたくさんあり、アニメーションなどは、実際の動きが確認できるサイトを集めたページもあります。

ページ全体の色使いやレイアウト、装飾の仕方などを共有するにはページ全体のイメージがあると、より相手に共有しやすくなります。 ここで気を付けなければならないのが、ページ作成の時にアニメーションやページのレイアウトなどが複雑になればなるほど、検証が必要になり、費用もかさむ可能性があります。

必ず依頼側がどの程度までのものを求めているのか確認するために、実際に動きを見せたり、費用の説明をすることが必要です。普段からよく使うwebページや街で見かける広告でいいなと思ったものを写真に撮っておく方法もおすすめです。

イメージ共有の失敗例をもとに

イメージ共有の失敗例をもとに

ここまで、イメージ共有のための素材を探すことをお話ししてきました。では、実際にどうイメージを共有するのがいいのか、私の過去の失敗例を参考にしていただきたいと思います。あるページを作成した際、リボンの装飾の上に文字を載せたデザインを使用したく、まずはラフで適当に線を引いて、「リボンの上にテキストを載せたい」という要望を伝えました。

上がってきたのは初稿デザインになります。実際に私がイメージしていたのは、最終デザインのような太めのリボンの上に文字が載っているものでしたが、いつもやってくれているから「言わなくても伝わるだろう」という気持ちで依頼をしました。

デザイナーは、私の作成したラフをみて細いリボンがいいのだろうな、という予測でデザインを作成してくれています。他にもいろいろ共有した事項はありましたが、ここで私がしなければならなかったのは「リボン」がどのようなイメージなのかを共有することでした。

このデザインの修正依頼時にイメージ共有のために探した画像が下記になります。デザインの都合で最終デザインのものとは少し異なりますが、自分のイメージしている画像を共有したことで、最終デザインが完成しました。

この画像1つで初稿から最終稿で大きくデザインが変わることが分かって頂けるかと思います。このように修正を依頼する場合にも、ただ「リボンをもっと太いものにしたい」というのではなく、「この画像のようなリボンにしたい」と伝えることで自分も相手側もイメージ共有がしやすくなります。

また画像を用意したことで、先方の見えなかったご意向を知ることが出来たこともありました。企画のバナーを作成することになり、イメージを確認するために、「カラフルでポップなもの」と「単色でシンプルなもの」の画像を2つ用意し、どちらがイメージに近いかお伺いする機会がありました。

この企画は「英字」で表記されていたため、私も英字のイメージ画像を用意し、英字のフォントやカラーのイメージを確認しようとしました。

しかし、話を進めていくと掲載するサイト上に「英字ですぐに読めないバナーが増えてきているので、日本語で表記したい」というお話がありました。ただ、英字部分も先方の会社として消せないという理由もあり、英字をキャッチとして生かし、タイトルは日本語で作成するご提案をし、サイトに掲載することとなりました。

このように、クライアントによってページやバナーのターゲットも目的も異なるため、クライアントの意向から逸れないイメージが必要になります。そのため、競合他社のページやバナーを定期的に確認したり、打ち合わせの時間が設けられる場合には「一番強調したいことは何か」「なぜそうしたいのか」「何のためなのか」までヒアリングすると、その理由をお互いが理解することでより良いデザインを提供することができるようになります。

リモートワークでも円滑なコミュニケーションが大事!

リモートワークやオンライン会議が増えている今だからこそ、円滑なコミュニケーションをしていきたいですよね。今回はページやバナー作成についてのお話しをしましたが、このようにイメージの共有を行うことで、お互いのイメージの違いをなくせるだけでなく、修正や確認などで時間がかかってしまうこともなくしていけます。

リモートワークやオンライン会議だけでなく、普段の仕事の依頼にも役立てられます。デザインでは、なかなか自分や相手のイメージに合うものが見つからなかったり、探すのに手間がかかったりするかもしれませんが、ぜひイメージに合うものを探して共有をしてみてください。

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ABOUT US
多賀井隆之
2005年にEC支援フルサービスの提供をスタートのを皮切りに、2010年には完全自社で撮影できるスタジオ等を設立。実績は、一部上場企業ECサイト運用、輸入タイヤ通販会社経営、現在では別会社で小型家電をOEMで作りD2Cサイトを運営し、常にノウハウを検証しながら顧客へ売上改善、在庫最適化、作業効率化などを提供中

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