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楽天「超ポイントバック祭」への対策とは?売上アップにつなげるためにできること

オンラインショップをECモールで運営している場合、各モールのキャンペーンやポイントサービスを最大限有効活用することが大切です。中でも楽天市場の「超ポイントバック祭」は、開催こそ不定期なものの、購入すればするほどお得になる仕組みが多くの注目を集めているため、有効活用しない手はありません。

この記事では、そんな楽天の超ポイントバック祭の仕組みや、開催時の対策方法について、売り上げアップのポイントを解説します。

楽天の超ポイントバック祭とは?

楽天市場の超ポイントバック祭は、1年の間に数回開催されるポイント還元セールの一種です。楽天市場では独自の楽天ポイント制度が設けられており、1ポイントを1円で利用することができ、楽天経済圏を支える重要な制度といえます。

楽天市場での買い物はもちろん、楽天ポイントと提携しているサービスの利用で、各々の還元率に応じたポイント還元wの受けることができ、実店舗の利用でもポイントを入手できます。

ただ、楽天ポイントの存在感が最も大きいのはやはり楽天市場です。楽天市場では時期によってさまざまなセールやキャンペーンが開催されていますが、超ポイントバック祭は購入金額に応じて還元率が変動するのが大きな特徴です。

楽天お買い物マラソンや楽天スーパーSALEといった他のセール企画では、買い物したショップの数に応じてポイントが付与されます。しかし超ポイントバック祭では購入した金額に応じて還元率が変動し、金額の高い商品、あるいは購入品数が多いほど還元率は大きくなります。

アプローチこそ他のキャンペーンと異なるものの、一つの店舗で多くの買い物をしてもらいやすい企画のため、積極的に活用したいキャンペーンです。

楽天の超ポイントバック祭の特徴

楽天の超ポイントバック祭を活用する際、押さえておきたいのは以下の4つの特徴です。

買い物の合計金額に応じてポイントアップ

先ほども少し触れましたが、超ポイントバック祭は開催期間中の買い物の合計金額に応じてポイント倍率がUPしていく仕組みを採用しています。最大倍率は7倍で、楽天市場の通常の1%還元に加え、購入金額に応じて最大で6%の還元率アップが受けられます。

ただ、ポイント還元には上限があり、最大でも7,000ポイントまでしか受け取ることができません。それ以上のポイントを期間中に入手することはできないため、そのことを踏まえた対策を考えなければいけません。

高額商品やまとめ買いが増える

超ポイントバック祭は買い回ったショップの数ではなく、どれだけの額を購入したかが大きな指標となります。そのため、複数のショップでバラバラに商品を買うよりも、一つのお店で多くの商品を購入したり、高額商品を購入したりといった購買行動が増えるのが特徴です。

他のセールではいろいろなお店を回ることになる一方、こちらはポイント還元を受けるためにその条件をクリアする必要がありません。知らないお店の商品でもとりあえず買ってみる、ということがなくなり、行きつけのショップでまとめて商品を購入する、という行動が活発になる点に注意しましょう。

「SPU」の併用可能

超ポイントバック祭は単体だと7倍までのポイント還元しか受けられませんが、楽天のヘビーユーザーはSPUとの併用も行います。

SPUは「スーパーポイントアッププログラム」の略称で、楽天が独自に企画しているポイント倍率増加企画です。楽天モバイルの利用や楽天ひかりといった、楽天系列のサービスを同じアカウントで利用することにより、各サービス利用時に付与されるポイント還元率が倍になるという仕組みを有しています。

ポイント獲得上限は会員ランクによって異なりますが、最大で月額1万5,000ポイントまで還元ができるなど、無視できない制度となっています。

超ポイントバック祭とSPUを併用することで、最大37倍ポイント還元、還元ポイントは2万2,000ポイントとなり、積極的に活用したい制度と言えます。

楽天ふるさと納税も対象

楽天市場の特徴として、ふるさと納税の返礼品に指定されている商品の購入ができる点です。超ポイントバック祭においても、楽天ふるさと納税の返礼品は還元率倍増の対象となるため、年の後半に開催される超ポイントバック祭はふるさと納税狙いのユーザーも増加します。

ふるさと納税の返礼品を扱う事業者の場合、超ポイントバック祭は重要なかきいれ時となるので、チャンスを逃さない取り組みが大切です。

超ポイントバック祭への対策

上記の特徴を踏まえ、超ポイントバック祭にて実行すべき対策としては、以下の5つが挙げられます。それぞれの対策を漏れなく実施できているか、あらかじめ確認しておきましょう。

ポイントアップ設定をする

超ポイントバック祭に備えてまず実行しておきたいのが、各商品のポイントアップ設定です。超ポイントバック祭はその名前にもある通り、ポイントを目当てに購入するユーザーが大半を占めます。

そのため、少しでも購買意欲を高めるためには、各商品のポイント還元率を高め、多くのポイントを手に入れられるよう設定しておくことが大切です。ポイントアップは商品を値下げするわけではありませんが、値下げと同じくらいの効果を得られるため、楽天市場においては非常に効果的です。また、超ポイントバック祭のようなキャンペーン開催時はより大きな意味を持つ制度であるため、有効活用を進めましょう。

現在在庫にあまり売れていない商品がある場合は、超ポイントバック祭開催時にポイントの還元率を高め、販売促進につなげることをおすすめします。その他まとめ買いがしやすい消費財なども、ポイント還元率アップで大量購入を促せます。

在庫切れしないように商品管理

2つ目のポイントは、適切な商品管理を実現することです。超ポイントバック祭開催中は、通常より商品の販売スピードが早くなる傾向にあるため、油断していると人気商品はすぐに売り切れとなってしまいます。

せっかく購買ニーズがあるのにも関わらず、商品が売り切れとなると重大な機会損失を招きます。超ポイントバック祭がいつ開催されるかを前から把握することはやや難しいですが、開催されていない期間が続くと「そろそろかな?」というタイミングを掴めるのもポイントです。

超ポイントバック祭が始まりそうなタイミングが近づいてきた場合、事前に売れ筋商品については大量に仕入れておき、十分な数の販売数を確保しましょう。

商品ページ内の情報を充実

超ポイントバック祭の開催に当たっては、あらかじめ商品ページの情報を充実させておくのも重要です。楽天市場の特徴は、スーパーのチラシのように雑多に商品情報やセール情報が発信されている点ですが、このような場では積極的なアピールがなければ見落とされてしまう可能性もあります。

超ポイントバック祭に対応しているショップであることを画像でもアピールする、レビューを充実させて購入して問題のないショップであることをつたえるなど、工夫を凝らしましょう。

送料設定を下げる

送料設定を下げて多くの商品を購入してもらい、リターンを得る方法も有効です。あるいは送料無料の最低注文金額を下げて、気軽に購入できるよう仕組みをアレンジするのも良いでしょう。

送料はキャンペーンのお得感を減退させてしまう側面があるので、送料負担をなるべく気にせずに買い物ができるよう促す必要があります。

クーポンを発行する

せっかくの新規購入者との接点を失わないよう、クーポンの発行にも力を入れましょう。キャンペーンを通じて初めて購入する、というユーザーは少なからずいますが、キャンペーン対応以外の施策がないと、リピーターとなってもらうことはできません。

クーポンの発行などで接点を作り、その後も継続して買い物してもらえる対応が必要です。

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まとめ

この記事では、超ポイントバック祭の仕組みや活用方法について解説しました。超ポイントバック祭は他のセールにはない、購入金額に応じて還元率が変わるという特徴を持っているため、楽天のEC事業者であれば必ず対策しておきたいキャンペーンです。

とはいえ、超ポイントバック祭における対策施策は、この企画だけでなく、通常のセールや年間セールイベントにも通じる対策でもあるため、連動させてキャンペーンに備える意識が求められます。

楽天市場の豊富なセール企画やポイント制度を有効活用し、売り上げの拡大に取り組みましょう。

ABOUT US
多賀井隆之
2005年にEC支援フルサービスの提供をスタートのを皮切りに、2010年には完全自社で撮影できるスタジオ等を設立。実績は、一部上場企業ECサイト運用、輸入タイヤ通販会社経営、現在では別会社で小型家電をOEMで作りD2Cサイトを運営し、常にノウハウを検証しながら顧客へ売上改善、在庫最適化、作業効率化などを提供中

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