Amazon(アマゾン)で出品している商品が、「売れない!」「検索順位が上がらない!」「そもそもアクセスが増えない!」そんな悩みはありませんか? Amazon(アマゾン)で商品が売れるためには法則があります。それが、Amazon SEOの攻略です。最新のAmazon(アマゾン)検索エンジンA10の特徴を理解し、適切にAmazonSEO対策をしていくことで、売れなかった商品でも、確実に検索を上げていくことは可能です。
Amazon(アマゾン)で売れる法則 = AmazonSEO です。
この記事で、2020年最新のAmazonSEOについて一緒に勉強していきましょう!
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目次
なぜSEOが重要なのか?
国内モール型ECのランキングは、楽天に次ぐ2位のAmazonジャパン。その売上高は1兆5,280億円と1兆円を超えました。巣ごもり消費のにより、ECや動画配信の利用を新たに始める人が増加する中、「Amazonプライム」会員数を着実に増やしていることからも、今後もシェアを伸ばしてくことが予想されます。
ネットで物を購入しようと思った時、Google検索は使わずに、まずはAmazon(アマゾン)で検索してみる。そんな人も増えています。
Amazon(アマゾン)強い!
やっぱり「Amazon(アマゾン)に出品すれば間違いなく売れる!」
販売者の多くが、そう思いAmazonでの出品を展開したことでしょう。
ところが多くの人が、商品が売れない、そもそも閲覧してもらえない、という壁にぶち当たっているのではないでしょうか?
興味深いのは、Amazon公式のマニュアルで発表されているこの数字。Amazonで商品検索をした人の70%は、Amazonの検索結果表示ページの2ページ目以降を閲覧しないという事実です。つまり、7割の人が1ページ目で商品を購入しているか、もしくは離脱しているということなのです。検索の上位にあげることが、いかに重要かを物語る数字ですね。
他にも、
・35%のユーザーが、1番最初に表示される商品をクリックしている
・上位3商品がクリック数全体の64%を占めている
・81%のユーザーが、最上位に表示されるブランド広告をクリックしている
とされています。
Amazon(アマゾン)の数ある商品の中で、いかに多くのユーザーに見てもらえるように対策するのか。Amazon(アマゾン)内での「SEO対策」は非常に重要となります。効果的なSEOを行うことで、大量の商品が並ぶAmazon(アマゾン)内での競争に勝機を見出すことができるのです。
そもそもAmazonSEOとは?
ご存知SEOとは、Search Engine Optimization、すなわち検索エンジン最適化のこと。Googleの検索結果で自社のサイトを上位に表示させるために行う対策のことです。
一方、AmazonSEOとは、Amazon(アマゾン)内で特定のキーワードを検索したときに、自社の商品をできるだけ上部に表示させることを目的に、商品ページや販売戦略を最適化することです。
広告費をかけずにAmazonSEOが反映されるのは、検索結果ページのオーガニックランニングという部分になります。
上の項目で述べた数字からもわかるこのように、スポンサーブランド広告とスポンサープロダクト広告に出品することは、もちろん効果的な方法です。資金が潤沢に用意できる場合や、この商材はいける!と自信がある場合などは、スポンサー広告を枠を利用することもお勧めします。
スポンサーブランド広告
最大 3 つの商品をAmazon(アマゾン)の検索結果に表示できる検索連動型の広告です。Amazon(アマゾン)でブランド登録を行えば、誰でも運用が可能です。最上位に表示されるため、効果の非常に高い広告で、Amazon SEOにも効果があります。
スポンサードプロダクト広告
こちらも誰でも運用のできる効果の高い広告です。AmazonSEOにも効果があります。
ただし、大口の出品者のみ利用が可能で、小口出品のセラーは利用できませんのでご注意ください。
オーガニックランキング
オーガニック検索で表示される部分です。AmazonSEOの目的は、広告費用をかけずにできる、この部分のランキングを上位にあげることです。ライバルである他の出品者、特にオーガニック検索上位にあがっている出品者も、モール内で上位表示させるためのノウハウを学んで実行しているはずです。Amazon(アマゾン)の検索エンジンを理解し、適切な対策を行うことが売上を上げるためには必須となるのです。
Amazon検索エンジンA10(A9)とは?
GoogleやYahoo!では、Googleの検索アルゴリズムが各サイトの評価をスコアリングして検索順位を決めているのと同様に、Amazon(アマゾン)では独自のアルゴリズムを使い、商品の検索順位を決めています。
Amazon検索エンジンの最新バージョンは「A10」と呼ばれるものです(前バージョンはA9)。Google検索エンジンと同様、A10のアルゴリズムは、公開されていはいません。よって、A10がどのようなアルゴリズムで働いているのかを研究して、A10に高く評価してもらうための対策をとっていく必要があります。
Googleのアルゴリズムを解析することは、プロでもなかなか難しいことはよくご存じでしょう。また、日々アップデートされていくため、常に情報を仕入れてこちらもノウハウをアップデートし続けなくてはなりません。Googleとしては、常に利便性を高めてユーザーにGoogle検索をたくさん使ってもらう、ひいては、ユーザーが広告を見る機会を増やすという目的があるためです。
一方、A10の場合はどうでしょうか。その目的は、「ユーザーの購買」がすべてです。「売れるものだけが売れればよい」「売れないものは上位に表示する必要がない」という単純な目的に沿って作られています。よって、Googleと比較するとかなりシンプルなアルゴリズムで、比較的簡単なのです。A10がどのような要素でランキングを付けているのかを知り、適切な対策を取ることで攻略は可能です。
では、その攻略法を一つ一つ見ていきましょう。
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Amazon SEOを攻略するための重要ポイント
AmazonSEOに有効な項目、6つをわかりやすくまとめました。
1.キーワード選びと商品ページへの盛り込み方
ユーザーは商品を探す時に、欲しい商品のキーワードを入力して検索をします。まずは、適切な検索キーワードを予想し、商品ページに盛り込んでいくことが非常に重要となってきます。よく検索されるワードを盛り込めなければ、検索上位化どころか検索結果に上がることさえなく、ユーザーに見てもらうことができないからです。
検索キーワードを盛り込むべき要素は、重要度順に以下の通りとなります。
①商品タイトル(商品名)
ユーザーが商品を選ぶ際は、商品のサムネイルと商品タイトルを見て、瞬間的に判断してクリックするかしないかを決めています。商品名はもちろん、メーカー名、型番、機能、特徴など、必要なキーワードはすべて盛り込むようにします。
②商品説明の箇条書き
箇条書きで5つ記入できる商品説明の枠に、検索されそうなキーワードを盛り込んでいきます。ユーザーが知りたい商品に関する必要な情報を、ワード意識しながら記載します。5つの枠はすべて使い切るようにしましょう。
③商品紹介コンテンツ
商品ページを下にスクロールしていくと表示される商品紹介コンテンツは、Amazon(アマゾン)側で用意しているテンプレートに商品情報の詳細が記載できる要素です。商品紹介コンテンツは、大口出品者のみ利用できます。写真を差し込んでわかりやすくしたり、ユーザーに買いたい!と思わせるようなページ構成にすることはもちろん、ここにも重要な検索キーワードを随所に盛り込んでいきます。難しいのは、商品紹介コンテンツが長くなりすぎても、ユーザーは離脱したくなるという点。適度にキーワードを盛り込みながら、くどくなく簡潔にまとめることも大切です。
④検索キーワード
キーワードは、商品タイトルや商品紹介コンテンツだけではなく、キーワード単体を入力できる項目があります。Amazon(アマゾン)では現在、全角500文字までキーワードを入力できる仕様となっています。
検索キーワードの選定には、サジェストキーワードが便利です。サジェストキーワードとは、検索バーに調べたいワードを入れると、Amazon(アマゾン)が自動で関連キーワードを表示してくれる機能です。ここに挙がるキーワードは当然、検索数も多く、Amazonが重要と考えているワードとなるので、記載できるものは入れていきましょう。
「ハンディファン」を例に挙げると、「首掛け」「静音」「ミスト」「強風」「充電式」などがよく合わせて検索されていることがわかりますね。
また、「アマゾンサジェスト キーワード一括DLツール」という便利なサイトもあります。サジェストキーワードを1つずつ、一括してダウンロードすることができ、よく利用されています。
参考:https://www.azkw.net/
以上、検索キーワードを盛り込むべき4つの要素を紹介しました。
ただし、注意したいのがキーワードは過剰に盛り込めば良いというものでもないということです。ユーザーは、同じワードを何度も繰り返すような過剰なSEO対策には嫌悪感を抱くもの。コンバージョンの低下を招く恐れがありますので、SEOとしてNGです。
1回の要素につき、1度の出現で問題ないとされていますので、各要素に確実に入れていきましょう。
2.商品の直近売上
直近で商品がどのくらい売れたのかを、A10は重要視しています。それは、先に述べたように、Amazonにとっては「売れるものだけが売れればよい」「売れないものは上位に表示する必要がない」からです。
では、この直近とはどのくらいの期間を指すのでしょうか。
どうやらこの期間は、度々アップデートされているようではっきりした期間はわかりませんが、7日~14日程度と考えておけばよいでしょう。直近1週間から2週間の間に、たくさん売れた商品は上位表示される可能性が高まるということになります。
かつては、売れている商品の基準は売上金額ではなく、注文件数で評価されていると言われていました。
そこで多くの出品者が取り組んでいたのが、一時的に販売価格を大幅に下げて注文件数を増やすという方法でした。大量に注文が入り、検索上位にランキングされてたことを確認した上で正規の価格に戻して販売するのです。
しかし、現在では大幅に安い金額で販売された場合の影響はあまり大きくないようです。確かに、売れないよりは売れたほうが評価されるのですが、価格を戻した時点で大きく順位は下がります。
現在では、売上金額も注文件数も重要な指標となっています。価格を下げすぎて売上金額が下がってしまわないよう注意することも大切です。
3.商品ページからのコンバージョン率(ユニットセッション率)
直近売上と同じく重要な指標となっているのが、ユーザーが商品ページへアクセス後に購入につながった割合、いわゆるコンバージョン率です。Amazon(アマゾン)では、コンバージョン率をユニットセッション率と呼んでいます。Amazon(アマゾン)としては、限られたユーザーのアクセスをどの商品に振り分けるか、いかに効率よく売上につなげるかが重要なわけです。
例えば、同じ検索キーワードで表示される商品ページでも、コンバージョン率1%の商品ページと、コンバージョン率が5%の商品ページがあるとしたら、Amazon(アマゾン)はどちらを上位に表示させるでしょうか。
もちろんコンバージョン率の高い5%の商品ページを上位表示させるさせるわけです。よって、出品者は、できるだけコンバージョン率を高める必要があるのです。商品ページのユニットセッション率は、Amazon(アマゾン)のセラーセントラルから確認でき、分析を行うことが可能です。
セッション数とユニットセッション率の確認の仕方
①Amazonのセラーセントラルページを開く
②レポート>ビジネスレポート画面を開く
③左側のメニューバーから「詳細ページ売上・トラフィック」開く
ここからユニットセッション率(コンバージョン率)が確認できます。また、セッション数(訪問数)も確認することができます。何人のユーザーが商品を閲覧したかがわかるセッション数も、検索上位に表示されるための重要な要素ですので、こまめに確認するようにしましょう。
ユニットセッション率(コンバージョン率)が低い時にすべきこと
ビジネスレポートで、他の商品と比較してユニットセッション率が低い場合は、どのような対策が必要なのでしょうか。改善するべきポイントとしては、販売価格・商品説明・商品写真、の3つです。検索上位のライバル商品と、上記の3つを比較し検討することをお勧めします。
4.在庫保持率
Amazonのモットーは「地球上で最もお客さまを大切にする企業」。ということでAmazonでは顧客の利便性を常に追求しています。よって、商品在庫をきちんと提供できているかどうかを、amazon SEOの重要な指標としています。
たしかに、在庫がなければ売り上げもあがらないわけですから、在庫のない商品ページを上位表示させることはAmazonにとっては売り上げがマイナスになるわけです。顧客の利便性のみならず、ここは重要視されてしかるべきですね。在庫保持率が100%でない場合は、AmazonSEOのペナルティを受ける可能性が高いといわれています。
また、在庫切れの期間に商品が売れないということは、商品売上金額が下がって評価を下げる原因となる、間接的な影響ももちろんあるわけです。
できるだけ在庫は切らさないよう、余裕をもってオーダーするなど細心の注意を払うようにしましょう。
5.購入者による商品レビュー
購入者によるカスタマーレビューの件数や、レビューの内容が直接AmazonSEOに影響を与えることはありません。しかし、レビューの内容が評価を決定する大きな要素となっていることは間違いないといえます。Amazonから好評価を受けることができますので、ぜひともチェックをしておきたいポイントです。
もちろん、お客様からの信頼を集めることにも影響しますのでコンバージョン率にも関わってきます。良い評価を読んだ時に購買意欲が高まって、思わずすぐに買ってしまった!という経験のある人も多いのでは?
また、カスタマーレビューに記載されている内容も商品ページの1つのコンテンツとして評価されるため、商品ページの評価にも影響があります。
多くの商品レビューを獲得するには
商品レビューを多く獲得するには、かつては裏技的なノウハウがたくさんあり、多くの出品者が利用していました。しかし、レビュー操作を行うことはAmazon規約に違反することになりますので、おすすめはしません。また、今現在、評価が直接の要因となりうるかどうかは検証しきれていません。
しかし、Amazon自体がここまで世界的に大きなECプラットフォームとなり得た大きな要因の一つは、この商品レビューであると考えられています。このことから、Amazon側がSEOの評価からレビューを除外することは考えにくいため、できるだけ評価は増やしていき、平均点も高めていくことが重要だと考えています。
どうしたらレビューを書いてもらえるのか。実は、単純な、でも手間のかかる作業が効果的だったりします。例えば、
・メールでレビュー依頼を送る
・商品発送の際にレビュー依頼の手紙を同梱する
・友人や知人にレビューを依頼する
など、このような地道な作業が効果的なのです。
6.商品画像を最適化する
商品画像は、ユーザーにとって販売価格の次に重要な決め手となります。多くのユーザーは、商品説明には目を通さず、画像ものみで商品情報を判断しているのです。コンバージョン率をあげるためには非常に大きな影響があるため、間接的ではありますがamazon SEOには重要な要素といえます。
商品画像は9枚まで投稿することができます。重要な情報はすべて商品画像に含めるようにしましょう。
しかし、わかりずらいのが、9枚投稿したとしても実際に閲覧されるのは7枚目までということ。8枚目以降は、画像をクリックした状態でないと表示されない仕組みです。重要度の高い画像ほど、前に投稿するようにします。
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【超重要】上級者はAmazonSEOのここを見ている
上記でおすすめしたテクニックは、初級~中級者用とお考えください。ここからは、1歩先に進んだ、上級者向けのAmasonSEOについてお伝えしていきます。様々な施策を施した後、上級出品者は、どの部分を指標にしているでしょうか。
実は、毎日販売台数または競合の販売台数を見て、1日何台売らないといけないとか判断してます。これをみながら広告費、価格を調整しています。
【例】フタ付きゴミ箱
弊社がAmazon(アマゾン)に出品しているフタ付きごみ箱を例に説明していきます。
◎2020年10月14日
広告経由:2台
広告外経由:0台
合計:2台
在庫数:22台
ホーム&キッチンランキング:54074位 ※その時点の順位です
7~14日の間に1日2台。14~28台売れていくとこの順位がどんどん上がっていきます。
◎2020年10月1日
広告経由:0台
広告外経由:4台
在庫数:48台
ホーム&キッチンランキング:22339位 ※その時点の順位です
現状、4位VS230位です。※その時点の順位です
※ACOSについて
2020年10月7日~10月14日のACOS:13.92%
ACOSは15%以内
AmazonSEOは難しくない!
いかがでしたでしょうか。
Amazon SEO攻略のポイントをおさらいすると、
1.キーワード選び
2.商品の直近売り上げ
3.コンバージョン率
4.在庫保持率
5.商品レビュー
6.商品画像の最適化
これらを意識して対策していくことで、AmazonSEOは攻略できます。
加えて、Amazonスポンサー広告なども活用して、商品露出を増やす→商品ページに多くのユーザーを集客する→商品販売件数を増やすこのような「売れるサイクル」に上手く乗せていくことが非常に重要です。
株式会社ライフエスコートでは、AmazonSEOを始め、Amazon(アマゾン)でどのように売上を上げていくかについて日々相談を受けております。EC業界が拡大していく中、大手モールで売上を伸ばしていくには知識や経験、ノウハウが必要です。現在、Amazon(アマゾン)に出店している方、これから出店を考えている方でも構いません。困りごとがございましたらどうぞお気軽にご連絡ください。
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