【ECハウツー7日間】メルマガ講座はこちらから

店舗撮影のコツとは?魅力を引き出して売上アップを図る撮影方法

店舗写真は、まだ来店したことのないお客様にも店舗のコンセプトを視覚的に伝えるのに非常に最適です。

また最近では、SNSなどインターネットを通じてお店を探すユーザーも多く、人々が店舗写真に触れる機会は増えています。

そのため、店舗写真はお店のプロモーションにとても重要であり、撮影方法やコツを意識することでより魅力的な写真に仕上がります。

今回の記事では、今すぐ参考にできる店舗写真の撮影に必要な準備や、撮影時のコツについて詳しくご紹介します。

顧客に魅力を伝える店舗写真とは

最近はホームページやSNSで内観・外観の写真を見てから店舗に足を運ぶ顧客も多くいます。

特に飲食店などは、メニューの写真のみならず、店舗の写真を見てお店の雰囲気を知る顧客も多いです。

そのため店舗写真は顧客の来店きっかけとなる重要な役割を果たします。

まずはじめに、顧客に最大限魅力を伝える店舗写真の撮影について、撮影までの流れやポイントをご紹介します。

店舗撮影前の準備

まずは店舗撮影前の準備についてです。

何事も準備が大切であるように、店舗撮影においても準備を疎かにしてはいけません。

具体的な準備に関しては次にご紹介しますが、撮影終了後の不備がないように、しっかりと確認してから撮影に挑むようにしましょう。

店舗の売りや見せたいポイントを再確認する

次に、店舗の売りや見せたいポイントを再確認するということが大切です。

顧客の多くは店選びの際に、どんなお店かを一軒一軒チェックしてから実際に足を運びます。

そのため、他店舗と比べて優れている点やこだわっている点は、写真を通してどんどんアピールしていきましょう。

お店の売りが何か、瞬時に伝わる店舗写真が効果的と言えます。

例えばワインセラーや照明など、具体的なPRポイントがあればピンポイントで撮影をし、顧客へ紹介できると良いでしょう。

他にもお店のコンセプトがはっきりしていると、そのコンセプトに共感した顧客が集まりやすくなります。

例えば同じカフェでも、店主こだわりのジャズ音楽をゆったりとした雰囲気の中楽しんでいただくのがコンセプトだとしたら、店舗写真には座り心地の良さそうなソファやレコードなどが分かりやすいでしょう。

また北欧をテーマにしたカフェであれば、インテリアや提供するメニューなどで北欧のコンセプトが伝わるように写真で切り取れるでしょう。

このように自店舗の売りにしている部分や、他店舗との差別化を図っている点はどこか、再確認することでスムーズに撮影することができます。

必要なカットを考える

撮影に入る前に、掲載するための必要なカットをリストアップします。

例えば店舗の外観・内観以外に、飲食店であればメニュー表、店舗スタッフの働く様子、その他店舗のイメージに合った写真などが挙げられます。

特にプロのカメラマンや撮影業者に撮影依頼をする場合、撮り直しが非常に難しいです。

撮影後にやり直しのないよう、他店舗の写真等も参考にしながら必要なカットは確定しておきましょう。

店舗を片付ける

もう一つ撮影前に行いたいのが、片付けです。

片付けは撮影前に必ず済ませて、スムーズに撮影を進められるようにしましょう。

特に営業時間中はデスク・キッチン周りなどは散らかることが多いので、日常感の出ないよう片付けは念入りに行ってください。

例えば消化器、ゴミ箱などは店舗に必要なものですが、店舗写真に入りこむと一気に生活感を帯びてしまいます。

店舗写真に関係のないものは、カメラのフレーム内には入らない場所に移動させましょう。

店舗内の照明をチェック

片付けが完了したら、次に照明のチェックも行いましょう。

写真は基本的に明るい方がきれいに写るため、照明は全部つけるようにします。

しかし例えば、夜の時間帯のみ営業の飲食店など日中の営業がない場合は、その営業時間に合わせて照明を整えることが必要です。

日中に撮影する場合でも、カーテンで日光が入らないようにするなど、できるだけ夜の状態に近づけて撮影するようにしましょう。

照明以外にもテーブルの配置状況など、お客様を迎え入れる際の状態に合わせて整えると、顧客もイメージがしやすくなります。

機材を確認

最後に機材の確認をしましょう。

店舗の写真撮影には機能的にスマートフォンではなく、一眼レフやミラーレスカメラの使用がおすすめです。

ただし準備が難しい場合は、スマートフォンのレンズにグッズを装着するなど方法があるため、いくつかご紹介していきます。

まず一眼レフやミラーレスカメラの使用をおすすめする理由は、暗い場所で撮影する際は高感度で撮影する必要があることと、広角レンズの使用が好まれるためです。

スマートフォンのレンズに装着するワイドコンバージョンレンズなど対応策はありますが、この方法で広角機能を使うと画質が落ちてしまいます。

またスマートフォンに搭載される広角機能だと室内全体を広く見せることが難しいです。

そのため、クオリティを求める場合は一眼レフやミラーレスカメラを用意できると良いでしょう。

また他にも、手振れ防止のための三脚や、必要であればシャッターリモコンなども準備できると便利です。

店舗撮影をするときのコツ

次に店舗撮影をするときのコツについて一つひとつご紹介します。

プロのカメラマンに依頼する、ご自身で撮影するのどちらの場合でも、以下のようなことに注意が必要です。

コツ①お客様を迎える状態で撮影

一つ目のコツは、お客様を迎える状態で撮影するということです。

気をつけたいポイントは、時間帯と部屋の仕様です。

まず時間帯は先述の通り、営業時間に合わせて照明などを調節するようにしましょう。

例えば撮影時間が日中でも、夜営業のみの飲食店であれば、カーテンを全て閉じて部屋全体を暗くしてから撮影しましょう。

次に部屋の仕様については、こちらもお客様を迎え入れる状態に合わせて、テーブルの配置や周囲の片付けを行いましょう。

また内観を撮影する際、例えばテーブルに皿や箸を並べてから撮影するなどは効果的です。

カトラリーを配置することで、このお店でどんな顧客体験ができるのか、お客様が飲食するイメージをしやすくなります。

店舗に来たことのないお客様が写真を見て、どんなお店かイメージを膨らませられるような写真撮影を心がけましょう。

コツ②部屋全体が映るように撮影する

二つ目のコツは、部屋全体が映るように撮影するということです。

部屋全体を写すには、店舗内で一番長い対角線が取れる角から対角線上を画角に収めて撮影することが基本です。

多くある失敗として、「写真に収めると、実際よりも店内が狭く見える」ということがあります。

そのためまずは撮影位置をこだわって、部屋全体を写せるようにしましょう。

また、撮影の際は水平垂直を保つようにしましょう。

せっかく部屋全体を写せても、水平垂直とは言えない写真だときれいには見えません。

コツ③お客様の目の高さから撮影する

三つめのコツは、お客様の目の高さから撮影するということです。

基本的に、お客さまが実際に入店した際に見える景色を写真に収めるイメージで撮影をします。

そのため、撮影場所の椅子にお客様が座った目線の高さで撮影をします。

お客様が座った時の目線に高さを合わせた上で、店全体を広く撮影することがポイントとなります。

高さと範囲を意識してシャッターを切るようにしましょう。

コツ④広角レンズで撮影する

四つ目のコツは、広角レンズで撮影するということです。

スマートフォン以外にも、どのカメラ機材で撮影する場合であっても、1番広角に設定して撮影するようにしましょう。

例えばiPhone搭載の標準カメラの場合、シャッターボタンのすぐ上に「1×」と表示されます。

この表示が「0.5×」になるように、画面をタップまたはピンチインすれば最大の広角となります。

ちなみにピンチインは、2本指でスマホ画面に触れたまま、2本の指を近づけて縮小する動作です。

ホームページ等を拡大表示する時と同じ動作で、カメラの場合広角にすることができます。

また一眼レフの場合はより広い範囲でレンズを設定することができますが、15mm以下や魚眼はあまりにも広く写りすぎてしまいます。

画角を選択する場合は16mm以上で、なるべく短いものを選ぶのがおすすめです。

コツ⑤ボケ感をうまく表現する

五つ目は、ボケ感をうまく表現するということです。

こちらは具体的な撮影方法や技術面に関するテクニックとなります。

まず、全般的にボケ感の表現はお店のどこを強調したいのか、はっきりと伝えたい時に効果的です。

例えば建築物をきれいに抑える竣工写真の場合、ボケ感のないシャープな写真が好まれるでしょう。

しかし店舗写真の場合は、印象的にお店の良さや魅力を伝えることが大切なため、ボケ感も効果的に使うことができます。

ボケさせる箇所は引き立たせたい場所がどこかによりますが、手前・奥などフォーカスしたい部分以外をボケさせることである一点が強調されます。

またボケ感を入れて撮影者の視点を強調させることで、見る人の視線も誘導することができます。

そして店舗の魅力を伝えるだけでなく、少しおしゃれなイメージを与えてくれるため、ぜひカメラ初心者の方でも試してみてください。

コツ⑥フラッシュは使わない

六つ目のコツは、フラッシュを使わないということです。

フラッシュは演出として使う場合もありますが、店舗写真の場合は室内が暗いとしても使用してはいけません。

フラッシュはスポット的に強い光が当たってしまうため、部分的に白飛びしてしまい、不自然な写真になります。

後から調整することのないように、室内の照明は全部付けて明るさを保ち、フラッシュは撮影の際使わないようにしましょう。

自分での撮影に自信がないならプロに依頼も検討

最後に、プロのカメラマンに撮影を依頼する場合についてご紹介します。

カメラの性能を重視して高価なものを準備しようとすると、プロのカメラマンに依頼する撮影日の方がコストが抑えられることがあります。

またプロのカメラマンや業者に依頼すると、技術面の心配がなくクオリティの高い店舗写真を撮り下ろすことができます。

ちなみに店舗撮影の場合、撮影料金は5〜10万以上が料金相場となります。

やはり依頼するとなるとコストがかかるため、しっかりとどのカメラマンに依頼をするか、調べた上で依頼先を決めるようにしましょう。

また、カメラマンにもそれぞれ得意不得意があるため、カメラマンの経歴や得意分野を踏まえて依頼先を探すようにしましょう。

例えば何をメインに撮影するかによって、依頼すべきカメラマンは異なります。

建築写真、料理写真、人物写真はカメラマンによって得意不得意があります。

そのため、まずは今回の店舗撮影においてどんな写真のカットがどのくらい必要なのかをチェックし、実際に依頼する際にその撮影が可能か確認するようにしましょう。

まとめ

今回は店舗撮影のコツについて、どのように店舗の魅力を引き出して売上アップを図るかについてご紹介しました。

店舗撮影には機材から撮影方法まで様々なポイントがあるため、準備段階から実践してみてください。

またプロのカメラマンや業者に依頼する場合においても、お店のコンセプトや売りにしたい部分、そして必要なカットをリストアップすることが必要です。

ぜひ他店舗のSNSやホームページに掲載される写真を参考にし、納得のいく撮影をしましょう。

株式会社ライフエスコートでは、目的達成型店舗PR撮影サービスを展開しています。大手上場企業様のコーポレートサイト、ECサイトの運用からプレスリリース、印刷用パンフレット、ホームページ、SNSそれぞれに合わせた店舗撮影をさせていただき、クライアント様の目的(例えばブランディング、認知、売上アップ、利用例)が達成されるように店舗撮影をさせて頂きます。

アパレルショップ、飲食店、美容室、ホテル、教室など店舗の外観・内観撮影は実績豊富な弊社へお任せください。

>>今すぐ!ライフエスコートの 目的達成型店舗PR撮影サービス に相談してみる

現場で役立つプレゼント付き!最新ECノウハウで実践力が身につく! ECハウツー7日間 無料メルマガ講座に登録する

ABOUT US
多賀井隆之
2005年にEC支援フルサービスの提供をスタートのを皮切りに、2010年には完全自社で撮影できるスタジオ等を設立。実績は、一部上場企業ECサイト運用、輸入タイヤ通販会社経営、現在では別会社で小型家電をOEMで作りD2Cサイトを運営し、常にノウハウを検証しながら顧客へ売上改善、在庫最適化、作業効率化などを提供中

独立行政法人 中小企業基盤整備機構が提供する「EC・IT活用支援パートナー制度」に登録