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アパレル系ECサイトは写真で決まる!商品撮影やモデル撮影などのノウハウ

ECサイトには、衣服や靴を取り扱うアパレルグッズ専門のネットショップがあります。女性の流行の洋服などを見つけて、お客様が商品を選ぶときにECサイトでは試着ができません。写真画像から商品のカラーやサイズ感などをチェックします。つまり、写真撮影がアパレル系ECサイトの集客・売上にとって重要です。

そこで、プロカメラマンによる撮影技術を生かした撮影の実施です。しかし、人物モデル撮影の撮影準備は多くの手間がかかるため、ノウハウ不足の担当者が取りまとめようとしてもうまくいかないでしょう。

よく使われるのが、撮影代行業者のプランを利用したサービスです。料金を支払ってプロに写真を撮影してもらう方法を活かします。今回の記事では、写真撮影がアパレル系ECサイトの成功に必要な理由や商品撮影・モデル撮影などの方法やノウハウについてまとめます。

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アパレル系ECサイトは商品撮影が命

アパレル系ECサイトは商品撮影が命

アパレル系ECサイトは、ネット通販で衣服を売ります。ですが、実店舗とは異なり試着ができないことがネックです。そこで、商品撮影に重点を置くことでリアルに衣服を着たときのイメージができるようにします。それがECサイトの商品画像です。

ECサイトを訪れた顧客は、限られた情報の中から自分にあったものを探したいと考えています。欲しい情報が商品ページ(商品画像)から得られなければ離脱してしまうのです。

一度離脱した顧客が再び戻ってくることはほとんどなく、唯一の売るチャンスを逃す。そのデメリットを販売チャンスに変えるのが商品写真の威力というわけです。

また、アパレル商品の販売では利便性や合理的な使い道よりもファッションとしておしゃれな服を求める人が多く、実用性より実際のデザインや着心地を想像することで購入が促進される珍しい商品ジャンルでもあります。

そのため、商品情報を正しく伝えると同時に、試着したときのイメージをしやすくすることです。これはECサイト運営にとってはとても重要なポイントです。

ファッションアイテムにはどんな撮影が必要か

ファッションアイテムにはどんな撮影が必要か

アパレルグッズには、それぞれ適した撮影があり、撮影の仕方を変えることで引き出せる魅力が変化します。そこで、具体的な例を挙げて、ファッションアイテムに適した撮影やその工夫について説明します。

平置き

アパレルの商品を撮影する際に使われるのが「平置き」です。平置きは、平らな場所に衣類を広げて上から商品を撮影する方法を意味します。一般的には平らな床や白いレフ板の上に商品をセットするのが基本です。

よくあるのがTシャツや簡単な上着などです。他にも靴や小物などは人物モデルを使わずに平置きで撮影できます。

流行のアパレルグッズでも最低限のカラーや柄、大きさなどがわかれば十分の場合、平置きでの撮影が行われます。また、オークションやフリマ、大手ECサイトの通販出品に掲載する商品写真はアパレル品の多くが平置きです。

平置きは簡易な撮影技術のため初心者の方に多用されますが、以下のような撮影のポイントがあります。

  • 光源を左にして影を右に流すこと
  • 衣服は斜めにレフ板を浮かせる
  • 色や明暗の調整
  • 着たときと同じような形状や広げ方にする

光を右から当てて撮影することで全体の統一感も出ます。さらに、レフ板を立てると立体的な撮影ができるでしょう。色や明暗により服の質感を際立たせる事も可能です。着たときと同じような形状や広げ方にすることはそのまま着たときのイメージをしやすくするのです。

ハンガー

次に、柄やデザインのある衣服をハンガーにかけて商品撮影する方法が挙げられます。平置きに比べて、撮影の手間が少なく、時間の限られた中でスピード感のある撮影が可能です。平置きでは撮影のたびに衣服を広げて毎回設置する必要があります。

畳んである衣服なら、1.広げて、2.並べて、3.撮影の光量・光の方向を調節、4.撮影、5.撮影後に再びたたむ(あるいはハンガーにかける)という手間のかかる手順を撮影が必要な商品数だけ繰り返します。ところが、ハンガーはかけかえるだけ。このように次の商品を撮影する手間の簡易さにおけるメリットがあります。

売りたいアイテムが多彩で、たくさんの商品撮影を一度にしたいという時に有効です。アパレルECでは撮影商品が衣類に限定されるため、ハンガーの材質は木製が見た印象でマイナス点が少ないでしょう。

衣服の生地との調和から木目調の柄を事前に用意しておくのがベストです。背景には平置き同様に白の背景を用意し、袖などをまくることで衣服の立体感やおしゃれ感を強調することもできます。

ただし、ハンガーは重力の影響で下に引っ張られるので、厚みがうまく表現できないことも。その場合は、中に厚紙や資材などを入れてふくらませます。

マネキン(トルソー)/人物モデル

立体感を重視して、試着時のイメージをしやすくするのがマネキンを使った撮影方法です。衣服を着せて人体にそったラインや厚みが生まれ、全体のバランスを確認することもできます。

マネキンに着せたときの生地の繊維や質感を視覚的にリアルに体験できることから、その衣服と一緒に合わせる服装や自分の肌・スタイルにあったものを選びやすい特徴があるのです。

マネキンは費用面の問題も解決してくれることから、安価なマネキンのモデル撮影が時間や場所を選ばずにできるというメリットがあります。(ただし、トルソーは頭や足がなく、身体の一部のみです。)

また、マネキンの代わりに人物モデルを採用して撮影を行うケースもあります。マネキンでは表現できない躍動感のある動きや人間の自然な格好や雰囲気に合わせたポージングなどが取れるため、顧客が限りなく着用時に近いイメージをしやすくなるのです。

商品を購入する年代やメイクなどをあわせることで、親近感が湧くのがポイント。スタジオや野外など撮影場所の工夫次第では、衣服のデザイン性を最大限に生かした撮影が可能でしょう。ただし、人物モデルは後ほど説明するようにコストやチェックすべきポイントがあるので注意が必要です。

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最低限これは必要!アパレルグッズの撮影に必要な機材

最低限これは必要!アパレルグッズの撮影に必要な機材

アパレル系ECサイトを運営するに当たり、自社で撮影をする場合は自分たちで撮影機材を用意する必要があります。そこで、最低限必要な撮影機材についてカメラやレフ板など基本的なものを説明します。

カメラ・三脚

アパレルグッズの撮影に必要な機材として、まず「カメラ」が挙げられます。近頃のカメラはスマホが高機能を備えており、一般的に個人ECサイトやフリマ出品などは、スマホを利用した撮影です。

しかし、ECサイト運営担当者は、撮影用にミラーレス一眼レフなどのデジタルカメラを商品撮影に用意します。さまざまな撮影構図や画質、機能などがあるため、レンズを交換したり、ズームなどを最大限に利用するのです。

特にミラーレスはスタジオに接続できるなど商品撮影などに適した最新技術のカメラとして知られています。

しかし、一眼デジカメは値段がピンきりで高い機材であれば良いというわけでもありません。本体とレンズの両方を揃えるだけでも良い機材は100万円単位でコストがかかります。手軽に個人が撮影するだけならスマホで十分です。

また、必要な機材の1つ「三脚」は、そのカメラを支える土台の役割です。撮影するたびに撮影位置や高さが変化してしまい全体で統一感のない写真が出来上がるのを防ぎます。

三脚のカメラ位置固定により構図の角度やスタジオ内の撮影位置を自然な範囲で自由に調整ができるのも魅力でしょう。スマホ用三脚なども最近は売っているのでスマホ撮影時であっても三脚はなるべく用意します。

背景(スタジオ)・レフ板・照明

撮影だけならばカメラだけでも十分ですが、たとえ素人の撮影であっても商品の良さを生かした写真を撮影することが大切です。平置きやハンガーの撮影に限らず、マネキンや人物モデルを十分に生かした撮影には、背景の選定やレフ板・照明の用意が不可欠です。自宅や事務所で撮影する場合は簡易なセットを用い、本格的なモデル撮影ではスタジオを用意するのが原則です。

また、レフ板・照明の役割は商品撮影や人物モデル撮影によく使われることです。照明で光を当てる、その光や太陽を反射して集めるレフ板を使い光量や影を落とす場所・位置を調整したりにする。

ただし、スタジオでの人物モデル撮影は機材の用意はもちろんのこと、それを使うカメラマンやモデル衣装、メイク・髪のセットの準備をする人、撮影アシスタント、パソコン画像編集を担当する人材など多くの人がかかわります。

モデル撮影が必要なケース

モデル撮影が必要なケース

モデル撮影では、撮影に対応できる人材を用意する必要があります。これは当日決めるのではなく準備のために各種役割の人を事前に依頼しておくことです。そこで、モデル撮影にはどういった準備や役割の人が必要かについて説明します。

カメラマン

カメラマンは、カメラのシャッターを押す役割のある人員です。撮影の順番や内容は当日決めることもあります。ですが、基本的には事前の打ち合わせで決めたことを撮影でこなしていくイメージです。

カメラマンには、代行業者によりプロとフリーランスの両方が選べるため、費用面や技術面を考慮して選択します。カメラマンと契約している会社や派遣専門の会社、SOHOなど依頼先により、できるだけアパレルECサイトの撮影が得意なカメラマンに来てもらうのが得策です。

代行業者のプロカメラマンは指示する構図を理解し、撮影技術に優れているため、それなりのコストがかかることに気をつけましょう。

スタイリスト

スタイリストは、アパレルの人物モデルに商品の服をコーディネートするのが役割です。例えば上着だけを撮影する場合であっても、他の衣装や小物は別途用意してモデルに着せる必要があります。

しかし、商品以外の部分でコーディネートが雑だと商品の魅力が半減してしまいます。統一感や季節感、流行などを押さえたファッションが必要です。

撮影商品が決まり、人物モデルやカメラマンが決まったらスタイリストを準備することも同時に視野に入れましょう。ただし、人物モデルのいない撮影の場合、無理にスタイリストを用意する必要はありません。

ヘアメイク

ヘアメイクはヘアメイクアーティストと呼ばれる人が髪をアレンジすることです。撮影前に髪型のセットなどを行います。人物モデル撮影は、多くの場合にスタイリストがヘアメイクを兼ねます。コーディネートと髪型は1セットで考えるためです。

ヘアメイクの人員を用意する際は、ヘアメイクのできるスタイリストを呼ぶことで費用を抑えることができるでしょう。あくまでもメインの撮影は商品のため、特別なヘアメイクアーティストが必要というケースは少ないのもあります。

そのため、経歴などから判断して通常のヘアメイクが問題なくできるスタイリストを用意する必要があります。

レタッチャー

レタッチャーは撮影した写真画像をパソコンなどで編集してレタッチ作業する人のことを指します。専用のソフトなどを使用して画像を加工するため、レタッチ経験のない担当者が高度な編集をするのは難しい。

そこで、使用経験やスキルを持つレタッチャーに依頼するのが一般的です。最近はデジタルデータによる納品も増えているため、デジタルカメラで取ったデータをそのままパソコンで編集して期日までにデジタル納品するという流れが多いでしょう。

スタジオ

スタジオは撮影のために用意される施設や場所のことです。ビルの一室や建物を貸切状態にして、代行業者専用に撮影スタジオを構築することも珍しくありません。商品撮影の場合は、写真館スタジオやレンタルスタジオなど撮影施設のそろった撮影用の施設もあります。

そのため、必要な機材を持ち込まずにモデル撮影を進められます。ただし、特殊な機材やシチュエーションを計画して撮影する場合は、その準備に費用がかかることも忘れてはいけません。

以上、モデル撮影を自社でやることは大変です。モデル撮影にはさまざまな準備や人員が不可欠でそれらを自社で全部こなすにはある程度のノウハウや経験が必要です。しかし、アパレルECを運営する担当者がこれらのノウハウを持っている人ばかりではありません。そこで、選択肢として選びたいのが「撮影代行の依頼」でしょう。

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撮影代行を依頼する前にチェックするべきポイント

撮影代行を依頼する前にチェックするべきポイント

自社で撮影準備をできないときに活用したいのが撮影代行です。そこで、代行業者のサービスの詳細やプランについて説明し、担当者が丸ごと依頼できる代行業者の実態やサービスの中身について紹介します。

サービス内容の確認(基本とオプション)

まず確認するのは撮影の基本プラン・パックです。撮影代行業者は、あらかじめ用意しておいたプラン・パックを基本とオプションに分けて提供しています。例えば、撮影代行業者のAは、プロカメラマンによる「1商品5カットまで」を基本プランとし、ECサイトに合わせた加工プランやモデル撮影をオプション扱いとしています。

またA業者とは違い、別のB業者は商品とモデルの撮影をプランの2つ以上用意し、プランを選択することで人物モデル撮影を利用できるというサービスを提供しています。このように、撮影代行によって、「プランに含む扱い」か、「オプションで別途依頼する」かという点でそれぞれ異なるのです。

それから、EC専門の撮影業者は自社内にスタジオを完備しているため、カメラマンの現場派遣だけの要請とは違い機材などの用意の手間がかかりません。派遣のみを事業としている業者とスタジオ撮影がある業者の違いも選ぶときには十分に確認しておきましょう。

例として都内で撮影したいなら、近場にスタジオを完備しているかチェックします。その場合、都内にスタジオを完備し、各種機材や専属のプロカメラマンによる撮影ができる撮影代行業者を探すことが選び方としてはおすすめです。

【参考URL】
https://www.studio8x10.com/package-model.html https://www.axalpha.com/studio/ https://photo-o.com/photo/ https://www.p-jip.co.jp/price/ https://www.kyowainet.co.jp/products/camera_manrental.html

 

料金プランの確認

料金プランは代行業者のサービスを利用する際に発生する料金です。上記で確認した撮影代行業者には基本とオプションのプランがありますが、料金プランはそのプラン単位で決まります。

基本プランを軸とするC業者の場合は、基本プランに1商品5カットで約1万円のプランにモデル撮影のオプションを2~6万円(1~5時間)、ヘアメイク料やモデル指名料なども別途料金です。D業者はさまざまなプランがあり、柔軟に対応するだけでは料金が気になるという場合があります。

そこで商品を送るだけのプランやスタジオでモデルに直に支持する通常プランを含めた複数プランからの選択ができる業者です。

このように、オプションとして用意のないものを相談して進めていく業者とプランからある程度柔軟な撮影内容を選べるプランを用意している業者などがあります。

加えて、時間内に自由な撮影ができ、枚数を気にしない時間制サービスの撮影を行える業者もあるので、自社の撮影内容や商品の特徴・数量等にあわせた業者選びが欠かせません。以上、商品撮影・モデル撮影ともに同時に依頼するケースは多く、丸々依頼できるところが良いでしょう。

ECサイトの商品撮影・モデル撮影お任せください!

今回はアパレル系ECサイトで扱う商品(アパレルグッズ)の写真について撮影ノウハウをまとめましたが、いかがでしたか。アパレル系ECサイトでは写真撮影が何より重要です。

また、ファッションアイテムによって撮影方法を変えたり、衣服に工夫をこらすのがポイントです。そのうえで、必要な機材をそろえることによって写真撮影が行われていることを知っておきましょう。

中でもモデル撮影では、さまざまな役割を持つ人員やスタジオ設備をそろえることが必要です。現実的に撮影ノウハウを持たないアパレルECサイトの担当者が、1人で準備・用意するのは大変です。

そこで、撮影代行業者の丸ごと依頼です。代行業者を探す際には、事前にチェックすべきポイントがあり、プランや料金などを確認して依頼先を慎重に検討しましょう。

株式会社ライフエスコートは、撮影スタジオを所持し、プロのカメラマンのもと多くの商品撮影、モデル撮影を行っています。商品撮影・モデル撮影を両方できますかという問い合わせを多く受けます。当社は、ECサイトの撮影を丸っとご依頼いただけます。また、物が売れるための撮影ノウハウも熟知しておりますので、ご興味ある方はお気軽にお問い合わせください。

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ABOUT US
多賀井隆之
2005年にEC支援フルサービスの提供をスタートのを皮切りに、2010年には完全自社で撮影できるスタジオ等を設立。実績は、一部上場企業ECサイト運用、輸入タイヤ通販会社経営、現在では別会社で小型家電をOEMで作りD2Cサイトを運営し、常にノウハウを検証しながら顧客へ売上改善、在庫最適化、作業効率化などを提供中

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