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レタッチャー直伝。商品の魅力を伝える画像補正やメイクアップ術とは?

みなさんは、「レタッチャー」という仕事をご存じでしょうか。「レタッチャー」って具体的に何をしているの?と思われた方にこの記事では、レタッチャーが日々行っている画像補正、魅力的な画像に変えるメイクアップ術についてお話していきたいと思います。ECサイトの運営、売上アップを図る上でレタッチャーの存在は、重要です。最後までお読みいただけたら嬉しいです。

画像補正のプロ。レタッチャーどんな役割?

レタッチャーは聞きなじみがないけど、画像補正が何かは知っている、なんて方も多いのではないでしょうか。レタッチャーとは、写真の補正・修整などを行う職種です。広告や雑誌、カタログといった媒体で使用される写真をPhotoshopなどツールを用いて補正・修正(フォトレタッチ)する役割を指します。

コントラストなどのトーンの調整、質感の修正・調整、写真の合成などがあり、様々なデジタル技術を用いてよりクオリティの高い写真に仕上げることが仕事です。必要に応じて打ち合わせや撮影の段階から参加したりなど、商品を最大限に良く見せるためになくてはならない存在です。

今や画像補正は当たり前?昨今の画像補正事情とは

スマートフォンが普及した今、カメラが身近になり写真を撮ることが増えました。そのカメラも撮影できるだけではなく、明るさの調整やポートレート、夜間モード撮影など、シーンに適した補正が自動的に行われる機能が標準搭載されるようになっています。

画像補正に特化した様々なアプリも開発され、画像に関する知識がなくても、簡単に人物や景色をより魅力的に見せてくれる魔法のような技術が当たり前になりました。特に10代、20代の女性は、馴染み深い方が多いのではないでしょうか。自撮りをした写真の、肌の明るさを少し調整しただけでも、「あれ?こんなにキレイになるの?」と嬉しくなった経験があるかもしれません。

画像が与える影響力は?

株式会社ライフエスコートでは、洋服を主体としたチラシや通販に掲載する画像のレタッチを行っております。チラシ・通販は実際の店舗と違い、直接見て触れることができません。例えば通販では、ユーザーは画面越しで自分の欲しい商品を探します。そこでは画像の情報がとても重要なことは皆さんお気づきかと思います。

どんなにキャッチコピーがよくても、商品内容が充実していても、商品画像に魅力がなければ、購入まで少し思いとどまってしまいませんか?

つまり画像の良し悪しで商品の購入に至らないこともありえるわけです。

商品を魅せるための補正作業

弊社のレタッチャーが、特に行っている3つの作業について実際の写真とともににご説明いたします。

色味補正

色味補正は、最も重要で最も大変な工程です。ここで行っている色味補正は、実際の商品と、画面上で見た色味をできる限り近づける作業を行っています。

例えばモデルが着用している画像と商材だけを撮影した物撮(ぶつどり)画像では、ライティングなどの影響もあり、そのままでは双方で色味が違うため、両方を実物にすり合わせする作業が発生します。色は購入者の方が重要視する大きなポイントでもあるため、とても重要な作業です。補正作業の中でもかなり時間を要し苦労する作業でもあります。

ゆがみ補正

ゆがみ補正は、モデル画像ではなく、物撮画像として説明していきます。弊社では、プロのカメラマンが商材をセッティングし撮影を行っております。もちろんただ配置するだけではなく、商材の形を整え、風合いがでるように時間をかけて撮影しております。その上の最終調整として、レタッチャーの出番がやってきます。

取り扱っている商材は、メンズ、レディース、キッズと様々ですが、同じTシャツでもメンズとレディースでは着たときの印象って違います。物撮り画像でも、ご覧になる方がより想像しやすいように、メンズ、レディース、キッズならではの形に見えるよう、ゆがみ補正を行っています。

例えば、メンズのトップスは少し肩をはらせて男らしく、レディースは少しだけ撫で肩気味にして華奢で女性らしく。ボトムスでは、メンズは足を開き気味にしてウエストを少し骨ばった形に、レディースはウエストを締め少し丸みをもたせ柔らかく、といったように意識して整えると少しの違いで印象が変わってきます。

このような補正をするだけで、実際に着た時の印象に近づき、見ていただく方の想像力を補うことができます。

また弊社では数人のカメラマンが撮影をしております。時には膨大な量の商材を撮影するため、とても一人では撮影できません。そのため、カメラマン固有のクセみたいなものが少しだけあったりします。その差をなくすように全体のイメージを統一するのも、ゆがみ補正の重要なポイントです。

スポット修正

次にスポット修正についてお話します。

スポット修正とは、服についたほこりやゴミ、モデルさんの傷など、余計なものを除去する作業です。せっかく商品がきれいな形で写っていても、ゴミがついていたらそこが気になってしまいます。綺麗なモデルさんが格好良く服を見せてくれていても、目立つ傷があると服に目がいってくれない、なんてこともあるかもしれません。

小さなことですが、このスポット修正を丁寧に行うことで、見てくださる方の気をそらさず商品に集中してもらうことができます。

商品補正の注意点

レタッチャーの仕事は一概に上記の内容だけではありませんが、カメラマンが撮影してくれた画像を受け取り、余計なものを除去して本来の商品の魅力が媒体越しでも伝わるよう、魅力を引き出すためにメイクアップしていく作業です。

但し、やりすぎは注意です。

自分の理想を求めて、実際の商品と違ってしまうほどに補正をかけてしまった、なんてことはご覧になった方や購入者に誤解を招いてしまいます。最近のプリントシール機の写真を見て、「誰だか分からない…」なんてことありますよね。理想を見せるのではなく、現実を最大限に魅力的に魅せることが大切です。

商品画像をよく魅せるための方法も大事ですが、商材が持っている情報(特徴や機能など)を把握することも重要です。例えば、パンツボトムスにおいてスキニーなのか、ストレートなのか、といった違いなど、その商材の正しい形がわからないと間違った補正をかけてしまう可能性が出てきてしまいます。

その間違いを防ぐためには、クライアントから商材の正確な情報を共有してもらうことが重要です。実際の商材と情報が違う場合は、速やかにコンタクトがとれる環境をつくることで、スムーズに作業を進めることができます。

商品補正が役割のレタッチャーはEC運用の要

ネット通販が主流となってきている今、商品画像は、ただ商品を置いて撮影するだけでは魅力的な画像は生まれません。商品の魅力を画像でどのように魅せるかが売上を左右するかと言っても過言ではありません。

株式会社ライフエスコートには、カメラマン、スタイリスト、レタッチャーなど商品撮影に精通した人材がおります。そのほかにも制作、運営といったネット通販における様々なサポートが可能ですので、今後、通販やWEBの開設を少しでもお考えの方がいらっしゃいましたら、お気軽にご相談ください。

 

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ABOUT US
多賀井隆之
2005年にEC支援フルサービスの提供をスタートのを皮切りに、2010年には完全自社で撮影できるスタジオ等を設立。実績は、一部上場企業ECサイト運用、輸入タイヤ通販会社経営、現在では別会社で小型家電をOEMで作りD2Cサイトを運営し、常にノウハウを検証しながら顧客へ売上改善、在庫最適化、作業効率化などを提供中

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