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時代は変わる?AI技術発展と現場でできること

こんにちは。弊社にはECサイトなどで掲載をするための商品撮影に関わるチームがあり、私はここに所属しています。ここでは商品の検品、管理、撮影、画像加工などを行っております。

ECサイトにおける商品画像は、インターネット上で商品を探している方にとって購入の決め手に関わる重要な要素の一つです。この重要な要素である商品写真の撮影は多くの時間とコストがかかります。

しかし近年、撮影と画像に関する作業の効率をあげる技術が多く出てきました。

実はここ数年で、弊社撮影スタジオで大きく変わったことが1つあります。

それは自動撮影機を投入したこと。

この自動撮影機のメリットは、必要な商品の角度を設定しておくと横軸360°で回転してくれるので、複数方向からのカットが必要な場合は自動で動いてくれることと、切り抜きを行ってくれるところです。

投入前までは撮影後に人の手による画像切り抜き処理が必要でしたが、自動撮影機は撮影と同時に切り抜きを行うため、撮影から画像納品までおよそ3日かかっていた時間が2日になり、1日短縮されました。自動撮影機での撮影はコツが必要なので撮影自体はそれなりに時間がかかりますが、切り抜きにかかる時間とコストが削減されました。

◆創造の域に入った、生成AIの技術

先日、Adobeの新しいWebアプリ「Adobe Firefly」がリリースされました。

「Adobe Firefly」は生成AIによって「テキスト」から画像やテキスト効果の作成、色を変更したりできるツールで、今後も機能が追加される予定です。

生成AIは、学習データをもとにAI自身が新しいコンテンツを作り出す技術です。

従来のAIは学習データの中から既存の適切な回答を提示するものですが、生成AIは与えられた学習データをもとにAI自身が創造してオリジナルのコンテンツを生み出すので、今まで人間による部分が大きかったクリエイティブの域まで補佐することが可能になってきました。

例えば、「タキシードを着て踊っている猫」というテキストを入力すると、生成AIがその通りの画像を作ってくれます。

実際に作成してみました。

ここでは割愛していますが、4パターンの画像が約5秒ほどで生成されました。

驚くべきスピードです。

次に「空を泳ぐ猫」で生成してみます。こちらも5秒とかからず画像が4パターン生成されました。しかしよく確認すると水の中を泳いでいます。

空を泳ぐなんて非現実的なものには対応していないのでしょうか?

ちなみに、コンテンツタイプとして「アート」「写真」「グラフィック」、スタイルパターンを選択・追加することができ、幅広い生成が可能です。

さきほどの「空を泳ぐ猫」はコンテンツタイプ「アート」にして生成しました。

ふと思い、今度は「空で泳ぐ猫」に書き換えて生成をしてみたところ、おかしい部分はありますが、少しイメージに近いものが生成できました。

テキストから画像生成は非常に簡単ですが、このテキストに入れる内容もかなり重要だということがわかります。しかし細かな指示は必要なく簡単なテキスト入力でここまでの画像生成ができてしまうことに生成AI技術の凄さを実感しました。

この「Adobe Firefly」の技術ですが、「photoshop」や「Illustrator」などAdobeのほかツールにも応用したものがリリースされています。

今回さらに紹介したいのは「photoshop」の「生成塗りつぶし」という機能です。

画像に手を加えたい部分に対してテキストで指示を入れると画像を自然に生成&合成をしてくれます。

実際に画像を加工してみました。

元の画像は、左側に建物の一部が入り、天気が少し曇っています。

こちらの画像を、広く抜けた感じの青空にするように加工してみようと思います。

行った加工は、左側の建物を削除、空を青空に変更、周りを拡張の3つです。

前述した通り、この加工は新機能を使用して変更したい箇所の範囲を選択してテキストの指示のみで行っているので特別な技術が必要ありません。

この技術により、撮影したデータに少し不満な個所があっても理想に近づける加工が比較的簡単にできるようになり、ほかにも相手と共有したいイメージを一から作成することなく、理想に近い元画像をこの技術で加工することですぐにイメージの調整・共有を図ることができ、作業効率につながります。

さらに、男性の両脇に子供、女性を配置する加工をしてみました。

この画像がいいか悪いかは置いておきますが、左側の配置したい場所を選択して「子供」、右側の配置したい場所を選択して「女性」とテキスト入力をしただけです。また男性の服もTシャツに変更してみました。

少々?違和感がある気もしますが、今まで時間がかかった合成があっという間に完成です。

もう人の技術は必要ないのか。。と思っていたら男性の首がおかしいことに気がつきました。

ここで人の出番です。

実はほかにも違和感がある個所がいくつかあったので最終調整が必要そうです。

◆優れたAI技術と人ができること

スマートフォンがいい例ですが、撮影、写真に関わる技術革新が目覚ましく、その道のプロでなくても、ある程度のクオリティが保てる時代になりました。それは一消費者の私にとってもうれしいことです。ただ、仕事をする上では危機を感じる部分でもあります。

しかし、AI技術が優れていても必ずしもぴったりなイメージができるとは限りません。

AI技術が提供してくれるものはあくまでも人の作業効率をサポートしてくれるツールであり、最終的に調整・判断をする人間の目と技術が必要になります。「調整」という部分が最終的なクオリティを左右する重要な部分で、現段階ではまだ技術者の手が必要なところであることがわかりました。

最初にご紹介した自動撮影機も、正直プロのカメラマンでなくても最初の設定をしっかりすることで一定のクオリティを保つ撮影をすることが可能になりました。しかし商品のカラーやデザインが違うものをきちんと見せるためのライト調整や商品の仕込み(撮影準備)などはプロのカメラマンに勝るものはありません。

商品ひとつひとつに合わせた最適なライティングや加工ができるのは人であり、この「人」が行う部分で画像のクオリティの差が出ます。

ライフエスコートでは撮影に精通したスタッフが在籍しており、その道のプロが行うことによって自信を持ったよりよい画像を提供しております。

そのほかにも制作、運営といった通販における様々なサポートが可能ですので、今後、通販やWEBの開設を少しでもお考えの方がいらっしゃいましたら、お気軽にご相談ください。

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