ECサイトにおいてユーザーの購買意欲を掻き立てる要素のひとつである商品画像に力を入れている会社は多いのではないでしょうか?
ECサイトは、実店舗と違い商品を直接手に取って見たり試したりすることができないため、商品画像でいかにユーザーへイメージを伝える事ができるかが重要です。
弊社は累計100万枚のEC撮影を行ってきた会社で、ECサイトを運営されている企業様から様々な商品撮影を任されております。
撮影する枚数が増えれば撮影画像データの管理、業務効率化が非常に重要になってきますが、クライアントから以下のような依頼を受けることはありませんか?
・販売モールごとに画像サイズが異なるので、同じ画像を複数のサイズで納品して欲しい
・拡張子をJPEG、PNGそれぞれの形式で納品して欲しい
「撮影を増やすわけではなく、撮影済の画像の形式やサイズ変更して納品するだけだから、そこまで手間はかからないでしょ」と思われているかもしれませんが、月間に数千、数万枚という規模になると莫大な作業時間がかかり、撮影フローの見直しが必要になる可能性があります。
そんなお悩みを解決できる「SmartJPEG」という画像圧縮ツールは、今までの撮影フローを変えずに業務効率化ができ、同時に大量のJPEG形式などの画像を一括で圧縮・軽量化できる優れものです。
実際に弊社で使用してみて使いやすかった点や、どのように業務効率化をする事ができたか、活用事例を交えて「SmartJPEG」を紹介させていただきます。
その前にまずはECサイトにおける商品画像の役割を一度整理しておきましょう。
〇商品の特徴や魅力を伝える
〇商品の品質や状態を示す
〇商品のサイズや色などのバリエーションを見せる
が大きく挙げられると思います。
商品画像は、解像度が高く色彩が豊かで商材がはっきりと写っている高クオリティである必要があります。
ぼやけていたり、色がくすんでいたり、商材がわかりにくかったりする低クオリティな画像は、WEBサイトの見栄えが悪くなり、ユーザーの興味や信頼を失う可能性があります。
次にJPEGと、JPEG圧縮の仕組みや圧縮方法についても理解しておく必要がありますので、簡単に説明させていただきます。
目次
JPEGについて
JPEGとは
JPEGとは、「Joint Photographic Experts Group」の略語で、JPEGの品質は圧縮とも表現される事が多いのですが、静止画像のデータを圧縮する方式の一つです。
JPEG形式で保存されたファイルの拡張子は、「.jpg」と表記されますが、「.jpeg」とも表記されます。また、1677万色を表現する事ができ、ファイルの容量を小さくできることが特徴です。
JPEGは皆様がよく目にするECサイトの商品ページやホームページに掲載されている写真など、グラデーションや色数が多い画像を保存する際に広く使用される圧縮形式です。
JPEG圧縮の仕組み
JPEG圧縮の仕組みは、画像をパターン分けして、それぞれのパターンに数値を当てはめる「離散コサイン変換(DCT)」という手法になります。
これは、元画像を8×8個のブロックに分け、DCT演算でデータを量子化し、高周波成分と低周波成分に分解するという意味です。
圧縮の特徴として、効率良くデータの量を減らすため「データの一部を捨てる」という表現を用いますが、具体的には、高周波成分の情報は取り込まず、低周波成分の必要な情報をブロッグごとに間引きして取り出すのですが、「できるだけ人間の目で見て画質の違いが分からないように」データの一部を捨てるという事です。
そのため、画像の品質やクオリティを保ちながらデータを減らすことができるという点がポイントです。
これにより、圧縮時の「データの一部を捨てる」際にどのくらい捨てるかの割合を、作業者によって調整する事が可能です。
JPEGの圧縮方法
JPEGの圧縮方法は、Windowsに標準搭載されている「ペイント」アプリや、Adobe Photoshopを使って大きさやサイズ調整を行うなど様々あります。
使うツールやソフトウェアによっては、大量の画像処理に向いていなかったり、圧縮により容量を下げる事で画質のクオリティが著しく低下する場合もあります。
上記を踏まえて、まずは「SmartJPEG」を使ってできる事を紹介します。
JPEG画像の圧縮・軽量化を一括処理!「SmartJPEG」の特徴
・フォルダ指定するだけで、大量の画像を一括でらくらく圧縮・軽量化
・画質の綺麗さ(圧縮モード)を指定可能
・画像のサイズを変更するリサイズも圧縮・軽量化と同時に可能
それでは実際に弊社で「SmartJPEG」を使ってみて、どのように業務効率化ができたのか、具体的に紹介していきましょう。
「SmartJPEG」を使った業務効率化の活用事例
撮影フローを変えずに複数サイズの画像書き出しやリサイズが一括でできる!
モール型ECサイトで商品ページを作成するうえで、掲載するモールによって使用する画像のサイズや容量の指定が異なる場合が多々あります。
例)
楽天市場:
1ファイルあたりの重さ:2MBまで
1ファイルあたりのサイズ:横3840ピクセル×縦3840ピクセルまで
amazon:
1ファイルあたりのサイズ:短辺が500px以上、長辺が10,000px以内
(ズーム可能な画像の最小サイズは1000px)
このように複数のサイズで画像の書き出しが必要になると、撮影やリサイズなどの書き出し業務フローを変更せざるを得なくなり、フォトグラファーや画像編集者にかなりの作業負担がかかってしまいます。
そこでこのSmatJPEGを使うと、画像の書き出し処理を設定できる設定ページを最大10個まで作成できます。
例えば「楽天用」「amazon用」などそれぞれの指定サイズ用に設定ページを作成しておけば、必要なページのボタン一つで一括書き出し処理を行うことができます。
これにより一連の撮影後の書き出しフローを現状と変えずに、書き出しにかかる処理時間が格段に短縮され業務効率化、納品スピードを上げる事ができます。
専門的な知識や専門スタッフは不要。誰でも簡単操作で業務効率化!
photoshopなどの専門的なツールを使用するには、それなりの知識や経験が必要になりますが、SmatJPEGでは出力先のフォルダ指定と画質を指定すれば簡単にJPEG形式などの画像圧縮・軽量化を行うことができます。
例えば、フォトグラファーやレタッチ者が不在の中、急な画像納品を依頼された場合でも、SmatJPEGを使用すれば誰でも代わりに対応する事ができます。
また、フォトグラファーやレタッチ者など専門作業者の作業が軽減され、別の作業を進めることができるので、撮影作業の業務効率化にも繋がります。
納品画像が増えてもストレージ容量を節約。画質を落とさずに画像を圧縮・軽量化!
撮影スタジオにおいて画像管理におけるストレージでお困りの方もいるのではないでしょうか?
画像は高画質、大きいサイズほどファイルサイズが大きくなります。そのため、多くのモールに出店されている会社ほど、1商品にかかるサイズ別の納品画像数が増え、ストレージ容量を圧迫していきます。
実はSmatJPEGを使うメリットは作業効率アップだけではありません。
最大のメリットは、画質を落とさずに画像のファイル容量を圧縮・軽量化する事ができるという点です。
SmatJPEGでは画質を維持するレベルを指定可能ですが、通常のクオリティレベルで圧縮した場合はファイル容量を約1/3まで軽量化できます。
photoshopなどのツールを使用してファイルサイズを軽減する事はもちろん可能ですが、SmatJPEGは軽量化の度合いを自動調整する独自のエンジンを搭載しており、画像に最適な画質とファイルサイズを両立する事ができ、書き出しにかかる時間も圧倒的に短い事と、操作性という面でも使いやすく便利なツールです。
【SmartJPEG for Desktop】販売価格
SmartJPEG for Desktopは、画像圧縮・軽量化専用のWindows、macOS用ソフトウェアです。
動作環境 | Windows 11Windows 10macOS Sonoma(14), Ventura(13), Monterey(12)* Windowsは64bit版、Microsoft社のサポート期限内のバージョンに対応。 |
RAM | 8GB 以上 |
対応画像形式 | JPEG, PNG, GIF, WebP, アニメーションGIF, アニメーションWebP* アニメーションWebPは出力のみ対応 |
契約期間 | 12ヶ月単位 |
価格 | 1ライセンス 39,800円/月(税別)(支払総額 477,600円) |
備考 | リモートデスクトップではご利用いただけません。お支払いは12ヶ月分一括となります。 |
SmartJPEGをまずは無料トライアルで!
実際に画像をどれくらい軽量化できるのか、どれくらいの処理速度なのか、など実際に試してみて導入を検討したいという企業様のために、SmartJPEGを1ヶ月無料でお試しいただけるトライアルもあります。
軽量化に伴う画質のクオリティや操作性など、使用感をご確認いただきたい方はぜひ無料トライアルをお試しください。
業務効率化ツールを積極的に利用して作業時間を確保
企業は、クライアントから任されている仕事に対して常にアップデートをして有益な情報を提示していかなけばなりません。
そのために、様々な情報を吸収し勉強をする時間が必要です。
しかし、日々の作業に追われ自分自身をアップデートする時間と余裕がないこともあります。
世の中は便利なツールで溢れています。
その中には自分の作業を手助けしてくれるツールがきっとあるはずです。
業務フローを見直し効率化を図ることで、ほかの作業に充てられる時間が確保できれば、結果クライアントの利益にもつながることになります。
今回ご紹介した「SmartJPEG」も、単純な業務効率化ツールではありますが、弊社のように年間数千枚から数万枚規模の商品撮影をされている企業様は多々あると思いますので、撮影業務の作業負担を少しでも軽減したい、撮影業務をもっと効率化して新規案件を受け入れる余裕を持たせたい、など考えておりましたらぜひ一度導入をご検討ください。
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