現在D2Cベンチャー企業を中心に広く導入されているECプラットフォーム、ecforceをご存知でしょうか?
CVRの向上や売上拡大を望んでいる方、サイト構築にあたってきめ細かいサービスを求めている方には特におすすめとなっています。
そしてECサイト構築を進めている、あるいは検討している方にはぜひ知ってもらいたいサービスです。
そこで今回の記事では、ecforceの特徴や機能、メリット・デメリットについて解説します。
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目次
ecforceとは
ecforceは、スタートアップから大企業まであらゆるビジネスのECサイト構築をサポートするサービスです。
「ECサイトの構築」「売り上げの最大化」「運営体制の最適化・効率化」など一貫した事業サポートが魅力の一つで、これまでに多くの企業がECサイトの売上最大化に成功しています。
実際、ecforce導入ショップの平均年商は1.5億円と業界最高水準を保っており、売上額は合計1000億円以上を達成しています。
またecforceはECプラットフォームと定義されることが多いですが、これはオンラインでユーザーが商品購入できるECサイトのベースとなるシステムだと認識されます。
ECプラットフォームのシステムは大きく分けて下記の5種類あります。
- モール型:楽天市場のように、1つのECサイトに複数のECショップを構築する。
- ASP型:自社サーバー不要で、カート会社が提供するECプラットフォームを利用する。
- パッケージ型:ECサイトに必要な機能を自社サーバーに導入、カスタマイズできる。
- オープンソース:ネット上に公開されているソースコードを利用してサイトを構築する。
- フルスクラッチ:1からサイトを構築していく手法。
ecforceの機能
続いてecforceの機能について解説します。
ecforceはECサイト構築の製品として、次のような機能を備えています。
ショッピングカート
一つ目の機能はショッピングカートです。
ユーザーとしてECサイトを利用する際、当たり前のようにあるショッピングカートですが、これも重要な機能の一つです。
ecforceでは顧客が商品購入のためにカートへ入れた段階で、商品在庫を一定期間保持する仕組みを採用しています。
オンライン決済
二つ目の機能はオンライン決済です。
ユーザーのニーズに合わせて、多くの決済オプションを提供しています。
また各種決済サービスとの連携などにより、商品の購入時にクレジットカードだけでなくオンライン決済なども利用できるようにしています。
定期購入
三つ目の機能は定期購入です。
顧客単価を上げる施策の一つとして、一回の購入で定期的に決済・商品配送を行う定期購入の機能を提供しています。
商品レビュー
四つ目の機能は商品レビューです。
ECサイトで商品を購入する際、直接商品を手に取って確認することができないため、購入を躊躇った経験がある方も多いのではないでしょうか。
しかし商品レビューの量が多く質が高ければ、実際に商品を手に取るのと同じくらい、どんな商品なのか理解してから購入することができます。
このようなユーザーニーズを満たすために、購入者が商品やサービスを利用した感想などのフィードバックを口コミとして書き込めるようにしています。
会員機能
五つ目の機能は、会員機能です。
会員機能があることで、例えば会員の購入状況に応じたランク分けや特典の設定などが可能になります。
会員ステータスは顧客ロイヤリティと密接に繋がるため、会員一人ひとりに合わせた商品割引などのサービスをカスタマイズすることができます。
実際に会員機能によってできるものとしては、例えば会員登録のためのフォーム作成や、会員ログイン/未ログイン状態に合わせたサイト展開、お気に入り商品ページなどの展開が挙げられます。
ECサイトを会員制によってパーソナライズ化していくことで、ユーザーの離脱率も低下するなどメリットが多いでしょう。
会員分析
六つ目の機能は、会員分析です。
せっかく会員機能が備わっていても、実際にどのようにユーザーがサイト利用しているか分析できていないと意味がありません。
ecforceではユーザー属性や購買履歴などのデータを利用して自社ユーザーを分析、属性ごとにセグメンテーションを行うことができます。
またユーザー分析のみならず、フォームの分析機能も備えているため、例えばどのタイミングでどのような理由でユーザーが離脱したのか、などの分析も行うことが可能です。
このような分析を元に改善することで、より売上拡大に繋げていくことができます。
会員分析は他にも、キャンセルのタイミングや広告別CVRの分析など、様々な角度から検証することができます。
メール送信
七つ目の機能は、メール送信です。
この機能では、例えば商品を購入してくれたユーザーや、セグメントした会員へお知らせメールを送信できるものです。
メールは一つの手段に過ぎませんが、単なる確認・お知らせの連絡のみならず、プロモーションの一環として役立つこともあります。
またECサイト内のメールボックスへオファーを送ることで、顧客のサイト内でのアクションに合ったアップセル・クロスセルの提案ができます。
各種モバイルデバイス最適化
八つ目の機能は、各種モバイルデバイスでの最適化です。
近年はPCのみならずスマートフォンやタブレットなど、多様なデバイスを用いてECサイトが閲覧されています。
そのためサイト構築の際に、PC用サイトの作成と同時に、各種モバイルデバイスで快適に閲覧可能なページを作成しなければなりません。
そこでecforceでは、各種デバイスでロスタイムなく快適に閲覧できるよう最適化が行われています。
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ecforceのメリット
続いてecforceのメリットについていくつかご紹介します。
CVRが高い
一つ目のメリットは、CVRが高いという点です。
CVRとはコンバージョン率のことで、ネットショップの商品の購入に至る確率のことを指します。
CVRはECサイト運営において非常に重要な指標となりますが、ecforceは他のECサービスと比較してCVRが高い傾向にあります。
CVRが高い理由としては、例えばランディングページ一体型のフォームによってユーザーの負担が少なく商品を購入しやすい仕組みなどが挙げられます。
分析機能が充実
二つ目のメリットは、分析機能が充実している点です。
ECサイト運営において、なかなか手が回らないのがマーケティングの分析です。
ecforceは分析機能が充実しているため、例えば売上の集計から定期継続率の分析、キャンセルタイミングアウト分析、アトリビューション分析など、一般的なECプラットフォームサービスではあまり耳にしないような分析項目も備わっています。
データ分析をしながら改善点を見つけPDCAを回していくことで、ECサイトの売上向上を目指していくことができます。
非常に高度なレベルの分析機能が備わっているため、ぜひその強みを生かして活用しましょう。
業務の自動化ができる
三つ目のメリットは、業務の自動化ができる点です。
ecforceでは、ECサイトにおける煩雑な作業を全て自動化することができます。
例えば注文管理から出荷指示、顧客対応などの業務を全て手動で行おうとすると、かなりの時間とコストがかかってしまいます。
自動化機能は、これからecforceを利用する方には特におすすめしたい機能の1つです。
顧客に購買を促す機能が使える
四つ目のメリットは、顧客に購買を促す機能が使える点です。
例えば昨年5月からスタートした新機能であるセット販売機能を利用すると、ECサイト内で指定された商品の中から、ショップ側が選択して複数の商品を一纏めに販売することができるようになりました。
この機能は例えば、ギフト商品、キャンペーン商品などを扱う場合に非常に有効であり、顧客が購買を検討する大きなポイントになります。
サイトを常に最適化
五つ目のメリットは、サイトを常に最適化する点です。
ecforceは30カ月以上連続でシステムアップデートを行っているため、サイトが常に最適化され、毎月売上向上に必要な施策が追加されています。
また毎月1回は無償アップデートが実施されており、これまでにチャットボットやEFOの標準搭載などが追加されてきました。
常に最適化されているだけでなく、基盤となるサーバーの安定性が高く、大規模なECサイトにも対応できます。
サポートが充実
六つ目のメリットは、サポートの充実度です。
ecforceではECサイトの立ち上げからカスタマイズまで1on1で細かく対応してくれるため、サポート体制が非常に充実していると言えます。
通常、ecforceのようなECプラットフォームではサポート体制がメールのみでやり取りも事務的であるサービスも多く存在します。
しかしecforceでは日々の店舗運営を細やかに支援してくれるだけでなく、困った時はいつでもすぐに相談することができます。
このようにかなりサポートが手厚いため、ECサイト運営初心者の方も安心して利用できるだけでなく、信頼感を持って活用できるでしょう。
ecforceのデメリット
次にecforceのデメリットについてご紹介します。
外部の決済代行システムと連携させる必要あり
一つ目のデメリットは、外部の決済代行システムと連携させる必要があるということです。
決済機能は内製していないため、他社の決済代行システムに頼ることとなりますが、導入からリリースまでにはおよそ1ヶ月かかります。
そのため、予め決済代行会社との契約を結び、ecforceと連携させる期間をある程度想定して、準備をすすめていく必要があります。
料金が高め
二つ目のデメリットは、料金が高めであるということです。
特にecforceは、初期費用を指すイニシャルコストが非常に高いです。
中には初期費用無料のサービスも多いため、割高感を感じる人も多いでしょう。
そのためコスト面を鑑みながら、1番ベストなサービスはどれか検討してみましょう。
サイトデザインのテンプレートが少ない
三つ目のデメリットは、サイトデザインのテンプレートが少ないという点です。
特にLPなどのデザインはある程度専門性が必要となり、加えてHTML・CSS・JavaScriptをコーディングするスキルも重要となります。
もちろんテンプレートの配布はありますが、利用初期は他店舗のデザインを見ながら取捨選択していくことが大事です。
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ecforceとShopifyの違いは?
次にecforceと同じEC作成ツールとして有名なShopifyについても触れていきます。
両者にはどのような特徴や違いがあるのか、3つの軸で比較してみましょう。
料金で比較
ecforceとShopifyの違いとして、料金は大きなポイントの一つになります。
まずecforceの場合、3つの料金プランが用意されていますが、どのプランも月額料金に加えて各プランの設定代行手数料がかかります。
そのため、もっとも安い料金プランであっても約200,000円ほどは想定しておかなければなりません。
一方Shopifyは、ドル単位が基準となるため変動がありますが、最も安いベーシックプランは29ドル、1ドル120円とすると約3480円となります。
このように比較すると、ecforceは少々ハイコストなECプラットフォームと言えるでしょう。
出来るだけ低コストでECサイト構築をしたい、という方にはShopifyの活用がおすすめです。
サービスで比較
続いて提供されるサービスでの比較です。
ecforceはシステム提供のみならず、「再現性のあるEC事業」を目指して幅広い支援をしてくれます。
例えば、デジタルマーケティングの分野ではweb広告による顧客獲得など、他にもOEM製造、物流など多岐にわたる総合的な支援が魅力の一つです。
そしてecforceは営業やエンジニアなどが全て社内に在籍しているため、スピード感を持ってスムーズに対応することができます。
一方Shopifyは低価格な分、プラットフォーム提供以外の支援は限られています。
もちろんコストも会社にとって重要な観点の一つであるため、自社の現状と課題から、相性の良い構築システムを選ぶことが大切です。
例えばEC運営ノウハウに自信がない場合は、ecforceで幅広くサポートを受けた方が成功する確率が高まるでしょう。
ecforceの料金プラン
次にecforceの料金プランについてです。
3つの料金プラン
ecforceはSTANDARD PLAN、EXPERT PLAN、MIGRATION PLANという3つの料金プランを用意しています。
スタンダードプランは新規でECサイトを立ち上げるテスト段階の企業向けプランであり、料金は月額費用が49,800円、加えて設定代行手数料が14万8千円となっています。
最も人気のプランはエキスパートプランで、基準として月間の受注量が2000件以上の企業向けとされています。
スタンダードプランと異なり、機能カスタマイズの対応や専用サーバーの用意、それから得られるサポートの範囲も広くなります。
料金は月額費用が99,800円、プラス設定代行手数料が24万8千円と、かなりコストは大きくなります。
またもう一つの移行プランは、他社カートシステムからの移行を検討したい方向けのプランとなっており、移行元の規模感などによって作業工数が変わってくるため、検討される方は直接問い合わせてみましょう。
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ecforceはCVRの向上に期待できる
これまでecforceの特徴や他社との比較についてご紹介しましたが、ecforce最大の特徴はやはりCVRの最大化が実現できるという点です。
D2Cブランドの多くはECを0→1でグロースする必要がありますが、その点ecforceはカスタマーサポートの充実によって、心配なくサイト構築を進めていくことができます。
まとめ
今回の記事では、ECプラットフォームecforceについてご紹介していきました。
ecforceでは幅広い支援を受けながら、ECに必要なあらゆる機能を通気一貫で利用できます。
ぜひ他社サービスとも比較しながら、製品の導入を検討してみてください。
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