ネットショップ運営において、売上や集客の伸び悩みに苦労している方が多いのではないでしょうか?特に初めてネットショップ運営に取り組む方は、想像以上の作業工程に他の業務時間が取られてしまうことも多いかと思います。
今回の記事では、これからネットショップ運営に力を入れていきたい方へ、ネットショップ運営代行サービスについてご紹介します。ネットショップ運営代行を利用するメリットとデメリット、運営代行業者の選び方など詳しくお伝えします。
目次
ネットショップの運営。こんな悩みありませんか
ネットショップ運営と一言で言っても、受注管理やお客様対応、広告運用やWEBページの制作・改善など売上拡大には様々な業務が必要となってきます。
しかし、多岐にわたるこれらの業務を全て自社で行おうとすると大きな負担となり、多くの悩みが出てくると思います。実際運営を始めた方はどんな悩みを抱えているのか、まず始めにご紹介します。
ノウハウがない
まず一つ目に、ノウハウがないということです。
先述の通り、ネットショップ運営の業務は多岐に渡り、それら一つひとつに別の専門知識が必要となってきます。例えば、WEBページの制作・改善にはサイト構築の知識だけでなく、WEBデザインやSEOの知識が重要となります。
他にも、広告運用や期間限定セールなどのイベント施策を行うには、マーケティングの知識が必要不可欠です。このようにネットショップの基礎知識だけでなく専門的な知識も学んでいく必要があるため、自社運営にはかなりの労力が発生してしまいます。
リソースがない
二つ目に、リソースがないということです。
取り掛からなければならない業務が多いため、多くの企業では人員不足に陥ることが多いかと思います。しかし新たな従業員を雇うとしても、その分給与を多く支払う必要があるため、コストがかかってしまいます。
また、従業員に関しては急な退職の可能性も否めません。専門知識を持つ従業員を新たに雇い一時的に上手くいったとしても、その従業員が急な退職となった場合、運営が滞ることは間違いないでしょう。
このように、人材リソースがないことによるリスクやトラブルは多いに考えられるのです。
コストがかけられない
三つ目に、コストがかけられないということです。
ほとんどの企業が、より多くの利益を求めネットショップ運営を始めますが、できるだけ低いコストで運営したいという企業がほとんどだと思います。
しかし、ネットショップは開設してからすぐに高い売上を出せることは稀です。むしろ集客のための広告配信などのマーケティング活動にコストをかけるなど、はじめのうちは支出が多くなります。
そのため、本格的に売上を出そうとネットショップ運営を始めるには、かなりのリソースが必要なだけでなく、コストも多くかかってくるため慎重に決める必要があります。
ネットショップ運営代行とは
ネットショップ運営代行とは、ネットショップ運営に関わる業務の全般、もしくは部分的に代行するサービスとなります。ネットショプ運営の全工程を自社で行うのは手間やコストが多くかかりますが、自社で行うのは難しい業務だけ代行サービスに任せる、という利用方法もあります。
では実際に、ネットショップ運営代行にはどんなサービスがあるのか、次にご紹介します。
商品登録
まず1つ目に、商品登録業務です。
商品登録には、掲載する商品の紹介文や商品画像、カテゴリの設定が必要となります。特に商品の紹介文は、キャッチコピーなども加えて具体的に書くと分かりやすいです。
画像や動画は視覚的に顧客の興味を引き出すことができるため、商品がより魅力的に見えるようこだわる必要があります。またカテゴリの設定も、購入を検討している顧客が自社商品を探しやすくなり、そのまま購入に繋がるというメリットがあります。
商品登録は一つひとつの商品に対して行う必要があるため、手間と時間がかかりますが、顧客の購買意欲や自社への信頼を大きく左右する重要な業務です。
代行サービスでは一度商品登録をするのみならず、継続的な商品情報の更新なども行ってもらえるため、プロにこれらの業務を委託できるメリットは大きいでしょう。
物流・在庫管理
2つ目は、商品の入荷・検品・梱包・出荷のような物流・在庫管理業務です。
例えばアパレル企業であれば、お客様へ不良品をお届けすることのないように、商品出荷の前に不備がないか、精密にチェックをする必要があります。そしてこのようなバックエンド業務は、単純作業ではあるものの一度のミスがお客様からの信用に直結してしまう部分ともなります。
ネットショップ運営代行に任せることで、より効率的に物流・在庫管理を行ってもらえるだけでなく、最適な配送方法を提案してもらえることもあるため、コスト削減にもつながる可能性があります。
戦略設計・コンサルティング
3つ目に、戦略設計・コンサルティング業務です。
自社サイトの訪問数を増やすだけでなく、コンバージョン率増加のために、どのようにマーケティング戦略を行い、どのような改善をすればより良いかなどのコンサルティングを行います。
国内だけでも多くのネットショップが開設される中、自社サイトを成功させるには豊富な知見やノウハウがないとやはり難しいです。
また第三者に自社サイトを見てもらうことで、自分たちでは気づかなかった課題点が見えてくることも多くあります。ただし、ネットショップのコンサルタントが担う仕事も多岐に渡るため、自社がネットショップ運営をするにあたり弱い部分を把握してから、代行サービスの力を借りることも大切です。
サイト・ページ制作
4つ目に、サイト・ページ制作の業務です。
ネットショップの特徴は、実店舗を持たずお客さんも商品を手に取らずに購入するという点です。そのため、自社サイトを訪れたお客さんに商品やブランドの魅力、価値を知ってもらうことは非常に重要です。
そして、サイトのデザインや日々のページ更新など、細かな部分まで目を配る必要があります。
ネットショップ運営代行では、細かな部分のサポートも含め、これらの業務を一任してくれます。そのため、企業は新たな専門知識やノウハウを身につける必要がなく、安心してネットショップ運営以外にも注力することができます。
ネットショップ運営代行を利用するメリット
続いて、ネットショップ運営代行を利用するメリットについて、具体的に解説していきます。
低コストに抑えられる
1つ目のメリットは、低コストに抑えられるという点です。
自社でネットショップ運営の全てを行おうとすると、膨大な業務と工程に多くの手間と時間がかかることに加え、ほとんどの企業が人手不足に陥るかと思います。
そこで、外部委託することで継続的にかかる人件費や物流に必要な梱包資材や倉庫などのコストを抑えることができます。
コストを抑えるだけでなく、業務の質も外部委託によってプロ水準に上げられるため、まずは低コストで始めたいという方はネットショップ運営代行をおすすめします。
部分委託で専門性の高い業務も可能に
2つ目のメリットは、専門性の高い業務が可能になるという点です。
自社の抱える従業員やリソースでは難しかった専門的な業務も、外部委託によって実現されます。
また、自社でネットショップを運営する際にどこが弱点となるか考えて、その弱点を外部委託で補うという方法もおすすめです。
例えば自社サイトのデザイン・SEO対策のみ委託するなど、部分委託によってコストを抑えることもできます。
本業にしっかり専念できる
3つ目のメリットは、本業にしっかり専念できるという点です。
ネットショップ運営は想像以上に膨大な業務が必要となるため、自社のコア業務に割く時間が削られる可能性もあります。
しかしネットショップ運営代行を利用すれば、例えば商品開発など、自社でしか取り組むことの出来ない業務により注力することができます。
ネットショップ運営代行を利用するデメリット
続いて、ネットショップ運営代行を利用するデメリットについて解説します。
デメリットは大きく分けて2点あります。
ネットショップ運営のノウハウを自社に蓄積できない
まず1つ目のデメリットは、外部委託だと業務のノウハウを自社に蓄積できないという点です。
確かに外部委託をすることで作業効率が上がり、専門的なスキルによって細部にまで他者との差別化を図ることができます。しかしその一方で、外部委託をすると業務は従業員と切り離されるため、自社サイトの業務内容を誰も理解していない状態となります。
その結果、例えば運営代行業者が不在のときにトラブルが起きたとしたら、従業員は対応できないため、対応に遅延が発生してしまいます。
自社運営への転換、引き継ぎが難しい
2つ目のデメリットは、自社運営への転換、引き継ぎが難しいという点です。
長期間外部委託を続けると費用がかさむため、タイミングを見計らって自社運営に切り替えるという場合もあるかと思います。しかし一度外部委託にすると、ノウハウが社内で確立しないまま自社運営へと転換することになるため、従業員への引き継ぎが難しいです。
ただ、代行業者の中には運営ノウハウのセミナー開催やサポートを行う業者もあるため、長期的なネットショップ運営を検討している際はこのような代行業者を選んでみましょう。
ネットショップの運営代行の料金形態
続いて、ネットショップ運営代行の料金携帯についてご紹介します。
業者によって料金形態は異なるため、自社に合った選択をしましょう。
月額固定型
まず1つ目は、月額固定型です。
こちらはネットショプ運営代行にかかる料金を、その月の売上やその他の成果に応じることなく、毎月固定の料金を支払う制度です。
毎月支払う料金が一定のため、年間でいくらコストがかかるのかはっきりと分かることがメリットと言えます。逆に売上のあまり伸びなかった月でも、一定の料金を支払わなければいけないため、デメリットもあると言えます。
成果報酬型
2つ目は成果報酬型です。
こちらの料金形態は、ネットショップの売上に対して割合を決めて支払う制度です。例えば10%と決めたら、毎月その月の売上に対し10%支払うこととなり、売上が高いほど支払う料金も高くなります。
ただし、業者によってはサービスごとに料金設定をしている企業や、そもそもの設定料金も大きく異なる場合があるため、代行サービスを選ぶ際は比較検討が大切です。
月額固定+成果報酬型
3つ目は、先述した二つの料金形態のハイブリッド型、月額固定+成果報酬型です。
実際に多くの運営代行サービスがこの料金形態を採用しています。
もちろん、売上金額によって支払う料金が変動する成果報酬型の要素もありますが、毎月固定料金がかかるということも認識が必要です。
失敗しないネットショップ運営代行業者の選び方
最後にネットショップ運営代行を選ぶ際に着目すべきポイントについて二つご紹介します。
代行の範囲
1つ目は、代行の範囲です。
運営代行業者によって、どこまでの範囲を委託できるかは異なります。
後々のトラブル発生に見舞われないよう、事前に業者ごとの代行内容を把握しましょう。
ランニングコスト・最低契約期間の確認
2つ目は、ランニングコストや最低契約期間を確認することです。
運営代行業者によって、ランニングコストの金額や最低契約期間は異なります。
特に、契約を辞めようと思っても最低契約期間がネックとなり撤退できないというケースは多くあるため、こちらも事前にしっかりと確認しましょう。
ネットショップの運営に困ったらご相談ください
今回はネットショップ運営代行の業務内容や特徴、活用方法について詳しくご紹介しました。
EC運営を新たに始める方にとって、ネットショップ運営代行は多くのメリットがあるため、皆さんにとって心強いサポーターとなるでしょう。自社では難しい業務は外部委託を利用するという選択も、ぜひご検討ください。
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