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店舗運営にもAIを活用!楽天RMS AIアシスタントβ版

店舗運営にもAIを活用!楽天RMS AIアシスタントβ版

2024年3月より楽天の店舗運営システム「RMS」でAIを使用した機能がリリースされました。すでに楽天RMS AIアシスタント機能を使用されたことがある方も多いかもしれません。楽天では、AIアシスタントを活用することで店舗運営の業務効率化や顧客対応の改善が期待されています。そこで今回は、AIアシスタント機能の簡単なご紹介と実際に使ってみた感想をお伝えしていきます。

■「RMS AIアシスタント β版」について

RMS AIアシスタントの機能に関しての楽天からのリリースは下記のとおりです。

1)商品説明文作成支援・画像加工AI(「文章を作成」機能、「画像を加工」機能) 

高品質な商品ページをより効率的に作成することを目指した2つの機能

  1. 「文章を作成」機能: 商品名や商品画像、基礎商品情報などから、商品説明文を作成・提案
  2. 「画像を加工」機能: 商品画像の背景を加工し、利用シーンに合わせた商品画像を提案

2)問い合わせ回答作成支援AI(「R-Messe」)(「回答を生成」機能) 

ユーザーからの問い合わせ内容と出店店舗が記入した回答概要をもとに、回答文を生成する機能

3)店舗カルテ分析支援AI(「R-Karte」)

自店舗へのアクセス人数や客単価、転換率などの指標を中心に分析し、前年対比での売り上げ傾向や特徴を解説する機能

4)店舗向けAIチャットボット(「AIチャットで質問」機能)

店舗運営支援やEC相談を行うためのサービス。質問内容に応じて適切な情報を提供し、必要に応じてオペレーターに接続することも可能。

(引用・参照:2024年4月30日 楽天市場プレスリリースhttps://corp.rakuten.co.jp/news/press/2024/0430_01.html

■実際に使ってみました。

現在、楽天のAIサービスは大きく分けて4種類ありますが、今回は意外と時間のかかる店舗の現状や課題点を洗い出してくれる店舗カルテ分析支援AIと、運用の中で時間がかかりがちな商品説明文作成・画像加工AIを使ってみたのでご紹介します。

<店舗カルテ分析支援AI(「R-Karte」)>

検索キーワード、アクセス人数、デバイス別のアクセス割合、客単価、転換率、売上などをベースに店舗の売上傾向やアクセス数の解析を提供してくれます。今月と先月の分析を見ることができます。

店舗の現状を把握するためにはすごく便利ですが、あくまで課題に対しての改善提案をしてくれていて店舗ごとに合わせた改善点ではないため、現時点では店舗全体の把握と参考に止め、実際の売上分析をみて自分の店舗で何ができるのかを考えていくべきだと感じました。

<画像加工AI>

画像加工AIは、2024年6月から始まったばかりの一番新しいAIサービスです。商品画像の背景を加工し、利用シーンに合わせた商品画像を提案してくれます。

今回は、無地の男性用Tシャツで利用シーンの中から「ギフト」背景を選んでみました。

画像はだいたい20~30秒で生成されます。ギフト背景を選んでしまったため、カラフルで派手なイメージが上がってきていてこの商品には合わなかったですが、おもちゃやギフトアイテムには使いやすい背景だと感じました。生成された画像は、選択ボックスにチェックを入れるだけで簡単にダウンロードして使用することができてとても便利です。この後、木目背景を試してみたら、ハンガーが合成されたり不自然になりにくい加工が入っていましたので、いろいろ試してみるのがおすすめです。

この「画像を加工 」機能については、ご意見フォームが設置されており、背景パターン追加要望、欲しい設定・調整機能要望、不自然な生成画像の報告、その他の不具合のご報告をすることができます。早速もう少しシックなイメージや男性向けのものが必要であることを報告しました。

<商品説明文作成支援AI>

商品名やアピールポイント、商品画像を基に自動的に説明文を生成してくれます。先ほどの画像加工AIで使用した商品を使ってアピールポイントを入力して説明文を生成してみました。こちらも画像と同じく20~30秒程度で生成されました。

商品名に入っているキーワードとアピールポイントを合わせて、文章が作成されています。商品画像については無地を選んでしまったためか、あまり反映されていることを感じませんでした。右下のコピーを押すと一括でコピーができてとても便利です。

ただ、商品名、商品画像と入力したアピールポイントを使って作成するため、あくまで楽天市場に登録を行った後、もしくは登録手順中に生成しなければならず、CSVデータで一括登録をしている店舗には不向きかなと感じました。また、あくまで今ある情報をもとに作成してくれる機能であるため、意図しない文章になってしまうこともあり、最終的な内容確認と修正は必要になりそうです。

■AIだからこそ注意すべきことがあります。

今まで、簡単にAIアシスタントを使用した感想をお伝えしました。このAIアシスタントは、正しく使えば非常に便利なサービスですが、次の2点には特に注意が必要です。

  • AIアシスタントの能力や限界を理解し、過信しない
  • AIアシスタントに個人情報や機密情報を入力しない

AIアシスタントはあくまで補助ツールであることを念頭に置いて、人間の判断や対応が必要な場面ではそれを優先することが重要です。また、顧客対応にも使用できるため個人情報や機密情報の取り扱いにも慎重になる必要があります。AIアシスタントを利用する際は、入力内容を慎重に確認するよう心がけてください。

■最後に

今回は、楽天市場で提供されているRMS AIアシスタントについてご紹介しました。現在、説明文の作成に時間がかかってしまっている、画像を簡単に加工したい、など店舗運用のサポートツールとしてとても便利な機能になっています。まだサービスが開始したばかりで、もう少しこうだったら、こんな機能があったら、など改善点は多くありますが、これまでの店舗運営業務に関する悩みに対してAIアシスタントを取り入れることで、業務効率化やミスの防止が可能になります。先ほどご紹介した注意点やあくまでサポートツールであることを忘れず活用できるようになっていくとよいと思います。

ライフエスコートでは、下記のようなAIを使用した画像・動画生成サービスを行っております。

・商品画像やモデル画像の背景をAIで変える「AI背景生成」

・AIでモデルを生成し、商品画像からAIで生成したモデルに洋服を着せ替える「AIモデル生成/着装」

また、このように商品に動物と背景の合成をしたり、退職した方などの顔写真をAIで別の人物に変えるなど様々なシーンでご利用いただけます。

 ほかにも、SNSを使用したブランド認知度の向上、商品のプロモーションを目的としたインフルエンサーモデルをAIで生成し、しゃべるAIとしての動画を作成する「AI動画モデル」では、「喋るAIインスタグラマー」の生成から動画まで制作可能です。

 

ライフエスコートのAI生成サービスは、ご依頼内容を丁寧にヒアリングし、ご要望に合わせた画像や動画を生成することが可能ですので、ぜひお気軽にご相談ください。

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