食品衛生法関連の申請は対象となる事業者や品目が幅広いため、時間と手間がかかることが少なくありません。特に初めての方や忙しい事業者にとっては、申請作業が大きな負担となるでしょう。
そこで、専門の申請代行業者に依頼することで、申請から各種許可までの一連の手続きをスムーズに進めることができます。しかし、どの業者を選ぶべきか迷う方も多いはずです。
本記事では、食品衛生法関連の申請代行を行うおすすめの業者を徹底比較し、選び方のポイントをご紹介します。
目次
食品衛生法について簡単に解説
食品衛生法は飲食による健康被害を防ぐための法律で、飲食店や手作り食品の販売など、食品に関わるすべての事業者が注意すべき法律です。
法律には食品の加工・販売や輸入に関するルールが定められており、これを守ることで、事業者の安全性が保障され、食中毒などの健康被害を防ぐ役割を果たします。
食品を扱うビジネスを行う場合は、営業許可の基準を満たすために個別のケースについて確認することが重要です。詳しい食品衛生法の内容については、ライフエスコートの食品衛生法の記事をご覧ください。
食品衛生法関連のおすすめの申請代行業者4選
それでは、早速食品衛生法関連の申請で頼れる代行業者をご紹介します。
1.ライフエスコート
ライフエスコートは食品衛生法関連の申請代行だけでなく、ECサイトの運用代行も引き受けているので、製品を販売するための一連の流れや方法を熟知しています。
もちろん海外製品を日本国内で販売する際の折衝も経験があるので、輸入商品の取り扱いを考えている場合でも安心して任せることが可能です。
また、販売サイトの作成やその後のマーケティング支援など、ECサイト運営の知識を活かしたサポートも提供しています。もちろん、オンラインの販売ではなく、実店舗での販売の手助けも行っています。
食品衛生法関連の申請を検討している場合は、是非ライフエスコートにご連絡ください。
2.輸入届出・輸入承認・輸入許可申請代行センター
輸入届出・輸入承認・輸入許可申請代行センターは、食品の輸入だけではなく、植物や動物なども幅広く対応している代行業者です。食品以外にも幅広く輸入を検討している場合におすすめです。
3.ハーベスト・ワールド・エクスプレス
ハーベスト・ワールド・エクスプレスは世界各国に送るあらゆる貨物の輸送をサポートしている企業で、輸出入に関する手続きも行っています。
国内物流も対応しているので、大量の製品を海外から輸入し、自分の会社まで輸送するまでのサービスを一貫して依頼することが可能です。
4.各地域の行政書士
食品に関する規制は、食品衛生法以外にも各自治体によって独自のルールを設けている場合があるため、各地域の行政書士に依頼するのも1つの方法です。
飲食店や食品を扱うお店を開業する場合、各自治体が公開してる申請方法に沿うことが必要です。申請方法や地方独特のルールについて疑問がある場合は、地域密着型の行政書士に依頼するようにしましょう。
食品衛生法関連の代行業者がしてくれること4選
食品衛生法関連の業者は、申請業務だけではなくその他の営業に関連する業務もまとめて請け負っている場合があります。こちらでいくつかの例をご紹介します。
1.認証までに必要な申請・手続き
代行業者に依頼すれば、食品衛生法関連に必要な手続きのやりとりを全て行ってくれます。
輸入手続きの代行
代行業者に依頼することで、輸入手続きに関する書類の準備や各施設への届出などを全て依頼することができます。
輸出国の環境衛生事情や食品の特性的にさらなる検査が必要だと判断された場合、行政の検査を受けなければならないため、担当各所とのやりとりが煩雑になる可能性があります。
代行業者に依頼することで、各段階の検査のやり取りをスムーズに行うことができます。
営業許可申請の代行
代行業者によっては、食品の輸入関連の申請だけではなく、レストランやキッチンカーなどの食品を扱うビジネスの営業許可申請も依頼できる場合があります。
レストランやキッチンカーの場合、申請書類をしっかり準備した後に保健所の現地調査に合格しないと営業することができません。そのため、代行業者に依頼すると安心して開業までのプランを立てることができるでしょう。
2.関連機関とのやりとり
申請に必要な書類の手続きに加えて、輸入品をチェックする検疫所や保健所とのやりとりも一括で依頼することができます。輸入手続きの場合は関連する行政とのやりとりや、場合によっては外国語での対応が必要になるかもしれません。
営業許可申請の場合は、保健所に衛生面での安全性を示すために入念に準備を進める必要があります。
取得代行の会社に依頼すれば、それらの煩雑なやりとりを一括して任せることが可能です。
3.食品に関するその他の申請の代行
認証代行会社の場合、食品衛生法に関する輸入や営業許可などの申請以外にも、食品に関連したその他の申請を請け負っている場合があります。例えば、飲食店の開業で深夜までお酒を取り扱う場合、「深夜酒類提供飲食店営業」の届出を行う必要があります。
食品を取り扱うビジネスの場合、全ての申請をまとめて対応してくれる代行会社を選ぶといいでしょう。
4.取得後のマーケティングサポート
申請代行だけではなく、食品を取り扱う製品のコンサルティングを行っている会社もあります。ライフエスコートの場合、これまで培ってきたECサイト運用のノウハウを活かして、製品の販売やウェブサイトのSEO対策などのサポートを行っています。
申請からその後の運用まで継続的なサポートを希望している方はお気軽にお問い合わせください。
食品衛生法に基づいた食品輸入の流れを解説
海外から食品を輸入する際も日本の法律である食品衛生法に準拠する必要があります。主な流れは以下の通りです。
①申請に必要な書類を準備する
まずは食品輸入の申請に必要な書類を準備しましょう。必要な書類は以下の通りです。
①食品等輸入届出書
②その他の必要に応じた関係書類
- 原材料及び製造工程に関する説明書（加工食品など）
- 衛生証明書（食肉、食肉製品、フグなど）
- 試験成績書（個別の規格基準があるものなど）
輸入に必要な届出書の書き方や書類作成時に必要な生産国・輸入者のコード（英数字）は、厚生労働省のウェブサイトに掲載されています。
②検疫所窓口に届出を出す
書類が完成したら、輸入した貨物が通関する場所の検疫所窓口へ届出を行います。厚生労働省の「食品等輸入届出受付窓口一覧」から提出先を確認できます。
各窓口で輸入に関する相談を受け付けているため、分からないことがあれば合わせて窓口で質問するようにしましょう。
③検疫所で検査を受ける
提出された書類を基に、検疫所の食品衛生監視員が検査をして許可の判断を下します。まずは申請に出された製品が検査が必要なものがどうか判断されます。検査が必要な場合は以下の項目を確認され、検査なしと判断された場合は検査は行われません。
- 食品衛生法に規定されている製造基準に合っているかどうか
- 添加物の使用基準が適切かどうか
- 有毒有害物質が含まれていないかどうか
- 過去に食品衛生上の問題があった製造者や製造場所でないかどうか、など
検査にはいくつか種類があり、厚生労働大臣が認めた「命令検査」や登録検査機関が行う「指導調査」などでは判定が出るまで販売ができません。ただし、検疫所が行う「モニタリング検査」の場合は判定結果を待たずに製品を流通させることができます。
ただし、モニタリング検査で不合格となった場合、販売済みでも製品を回収する必要があります。
④食品等輸入届出済証を受け取る
以上の検査に合格または検査が必要なしと判断された場合は「食品等輸入届出済証」という証明書が発行されます。その後、発行された証明書を税関に提示することで国内の流通が可能となります。
食品衛生法関連の申請代行を依頼するメリットとデメリット
食品衛生法関連の申請代行を依頼するメリットとデメリットはどのようなものがあるでしょうか？こちらで主な内容をご紹介いたします。
メリット
食品衛生法関連の申請を代行会社に依頼するメリットは主に以下の3つです。
- 認証がスムーズに行える
- 専門的な内容を全て任せられる
- 別の業務に集中できる
代行会社は数多くの依頼をこなしているので、専門的な内容はもちろんのこと、申請許可を問題なくもらうためのノウハウを熟知しています。そのため、ウェブサイトで公開されている必要な情報や申請例などを参考に入念に書類を準備する、という手間をかける必要がありません。申請に不安があったり初めての作業で何から始めたら分からない方は代行会社に依頼するのがおすすめです。
デメリット
代行会社に依頼することで発生するデメリットは以下の2点が考えられます。
- 認証ノウハウが蓄積されない
- 費用がかかる
代行会社に依頼をすると、必要な手続きを全て任せることができますが、社内で申請に関する経験や知識が蓄積されません。そのため、継続的に申請が必要な場合、何度も代行会社に依頼する必要があります。また、依頼には委託料がかかるため、場合によっては年間を通して継続的に予算を割かないといけません。
しかし、多くの時間をかけて社内のみで対応しようとすると人的コストもかかり、社内の負荷が大きくなってしまいます。これまでに申請の経験があれば代行会社に依頼しなくても問題ありませんが、初めて申請手続きを行う場合や対応できる専門家がいなく不安な場合は、迷わず代行会社に頼るようにしましょう。
食品衛生法関連の代行でよくある質問
ここでは食品衛生法関連に関するよくある質問をご紹介します。
食品衛生法関連の申請代行サービスの料金は？
食品衛生法関連の申請代行の料金は、取り扱う製品の数や各地方での申請の煩雑さなどから総合的に判断されます。詳しい料金は各業者にお問い合わせください。
食品衛生法関連の申請代行業者の選び方は？
代行業者を選ぶ際は、金額に対する業者の対応範囲や、申請業務以外の業務サポートの内容を考慮するようにしましょう。金額の大きさに納得ができる契約内容なのかを検討することが重要です。
食品衛生法に関連する手続きで特に注意が必要なポイントは？
問題なく許可が降りるように提出する書類をしっかり作成したり、輸入する製品に禁止されている添加物や成分が含まれていないか事前に確認したりする必要があります。
食品衛生法に関しての詳細はライフエスコートの食品衛生法の記事をご覧ください。
まとめ
この記事では、食品衛生法関連の申請代行を依頼する際におすすめの業者を比較しました。各社の特徴やサービス内容を理解し、自社のニーズに合った最適なパートナーを選ぶことが、スムーズな手続きと法令遵守のために重要です。この記事が、申請代行業者選びの参考になれば幸いです。
ライフエスコートでは食品衛生法に関するさまざまな申請代行を行っています。事業規模に関わらず、申請について不安なことが少しでもあれば気兼ねなくお問い合わせください。
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